虐待された子供たち―ドキュメント

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  • サイズ B6判/ページ数 259p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784576040325
  • NDC分類 369.4
  • Cコード C0095

内容説明

6人の少年少女が肉親から受けた想像を絶する肉体と心への虐待!引き裂かれた心の傷が、養護施設職員の献身的な愛と努力で少しずつ癒されていく過程を徹底取材。

目次

第1章 沙矢子
第2章 綾香
第3章 隼人
第4章 友也
第5章 加奈江
第6章 施設長 河辺倫子

著者等紹介

秋月菜央[アキズキナオ]
1958年生まれ。出版社勤務を経て、1988年にフリーライターとして独立。以後、心の問題や癒しなどをテーマに、執筆を続けている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いぐあな

4
様々な虐待をうけた子供たちが、児童養護施設「虹の子ホーム」での生活で回復していゆく様子を綴ったドキュメンタリー本。 虐待を受けた子供は、回復する過程で自分が受けた暴力や暴言を様々な形で発散する。それを受け止める職員の方々は本当に大変だと思うと同時に、沢山の子供たちが救われているのだと思うと頭が下がるばかりです。 虐待の世代間連鎖が最後に書かれているけれど、子供はもちろん、親のケアもとても重要なものだと思います。2012/03/04

ままま

3
高齢化社会と言われ、国から沢山援助金が出たり、高齢者には資産がある場合も多いから、施設にお金をかけられるのは分かるけど、将来を担う子供たちに国は厳しくないかな。今は高校卒業しても大学や専門学校に通わないと就職先が凄く狭いのに、資産もない子供たちに行きたいなら自腹とか国はそういう子供は国の未来を担がせないつもりですかね。。この本はドキュメントだけど、虐待された子が回復に向かうお話であって、虐待場面はサラッと書いている印象。読みやすいけど本当はもっと虐待も悲惨だろうし、回復出来ない子も多いのだろう。2015/11/01

如月

3
ずっと、虐待するような親は非情な親だと思ってた。だけど、親も傷ついてる場合があるんだと考えさせられた。子供たちの心を解きほぐすのは難しいけど、傷つく子が一人でも減ってほしいと願う2012/02/10

鬼灯の金魚草

2
この本で初めて知った虐待の世代間連鎖がとても悲しい。確かにしつけは必要だけど、傷つけてまでするもんじゃない。が、子どもが小さい時、自分自身も実際手を挙げたこともある。そんな時は友達に電話して、暫く話に付き合ってもらいそれ以上にならずに済んだ。誰かに手を差し伸べる勇気があれば、変な見栄やプライドを捨てれば、もしかしたら虐待は減るのだろうか?それにしても何故男の人は女子供に暴力振るうの?わからない。すべてじゃないだろうけど。2014/04/06

みき

1
児童養護施設で育つ子どものケースブック。最後に現場で奮闘する施設長の生き方を紹介して、現代の児童養育に対して問題提起しています。少子高齢化社会を迎えて、もう少し子どもにお金をかけていいんじゃないかと思いました。2017/11/30

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