内容説明
取手二、常総学院を率い、人情味溢れる語りと独創的な采配で甲子園を湧かした名将・木内幸男監督の名言&箴言から、子供たちへの指導、選手の育成・起用、そして読み・采配まで―「木内マジック」の秘密に迫る。
目次
第1章 甲子園を読む
第2章 采配をふるう
第3章 選手を見る
第4章 野球を教える
著者等紹介
木内幸男[キウチユキオ]
1931年7月12日、茨城県土浦市生まれ。土浦一では主将を務め、卒業後コーチ、監督となる。57年取手二に移り、監督生活25年目の77年夏に甲子園初出場。84年夏に茨城県勢初の全国制覇を果たす。84年秋から常総学院で指揮。2001年春、03年夏に優勝、1987年夏、94年春は準優勝に導く。甲子園には春夏通算20度出場し、歴代3位の40勝(17敗)をマークした。2003年夏で監督を勇退。常総学院副理事長
田尻賢誉[タジリマサタカ]
1975年12月31日、兵庫県神戸市生まれ。熊谷高、学習院大学を卒業後、ラジオ日本入社。その後、フリーのスポーツライターに。高校野球、プロ野球をはじめ、2002年秋から約1年間渡米するなど、メジャーリーグの取材も精力的に行なっている
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ひさまん
2
「木内マジック」高校野球界を盛り上げた名監督の一人、木内幸男さんの指導方法、哲学をインタビューの言葉や出し惜しみしない解説によって紐解く本。読むと、如何に球児たちと向き合っていたかがわかる。木内監督は選手をよく観察する。「指揮官に最も必要なのは部下を知ること。そっからスタートしてることなんスよ」この言葉が突き刺さる、どんな立場の人にも参考になる本である。2013/12/25
Kenta Fujii
1
選手ではなく戦手であってほしい2016/08/25
ユー
0
緻密な観察から生まれる「木内マジック」。多くの経験を重ね、多くの球児を観てきたからこそ出来る技。傍から見ていると突拍子も無い事に見えるが、長年の経験から「マジック」を「当たり前」の事にしてしまう冷静沈着さ、高校野球に限らず、ただただ感服、脱帽です。2014/08/28