内容説明
長年のキャリアと結婚生活をいっぺんに(それも自分より若い女に!)奪われたら―ネルの場合、まさに悪夢だった。そんな彼女の再起を賭けた新天地は“秘密厳守・法律遵守・秘書とファックするな”をルールに掲げるマッケンナ探偵社。時代錯誤のワンマン男ゲイブと憎めない女たらしライリーの秘書になったものの横領に脅迫、事件の匂いがプンプン。おまけにネルの周囲で死体が次々発見され…かわいいだけが女じゃない!全米大ヒットの最強ロマンティックミステリ。
著者等紹介
クルージー,ジェニファー[クルージー,ジェニファー][Crusie,Jennifer]
1993年にデビューするや瞬く間に注目を集め、98年には異例のスピードでハードカバー作家の仲間入りを果たす。以降出版された本はすべて全米ベストセラー入り。RWA(米国ロマンス作家協会)のベストテン作品にも選ばれるなど、いまもっとも旬な作家のひとりである。現在は三匹の犬と猫とともにオハイオ州南部に在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
じょじょ
4
面白い。次々問題起こり過ぎだし ヒロインの吹っ切れた後の変わり様がぶっ飛び過ぎ。周りの友達(義家族)もごちゃごちゃ起こり過ぎで こんなのおかしくなるだろ?って感じだけど 話としては面白いし 根幹にある大問題が結構しっかりしてたからミステリーとしても楽しめた。2022/06/24
choco
3
離婚して求職中のネルがしかめっ面のゲイブがオーナーの探偵事務所に面接に行った所から物語は始まります。2人ともクセがありますが40過ぎたらこんなもんでしょう。ロマンスはバランス良い比率で差し込まれますが、過程がきちんとしてるので全体で楽しめました。ライリーもスーズも名脇役。登場人物がそれぞれブレずに最後まで個性を貫きますし。結婚を逸る娘にゲイブが自身の体験を踏まえて諭すシーンが好きですねー。相手の坊や、ではなく。いい男だと思います、ゲイブ。2015/08/25
白玉あずき
2
ミステリー部分はお粗末。ロマンスの王道からも外れっぱなし。でも面白い。最初の2ページで3回笑えるようなコメディ仕立てで、女性三人の友情が素敵。共感・連帯感・友情。これでまた積読1減・・・でも減るスピードの倍速で増殖していく・・・2013/09/07
あさひ.a
1
これを読むと、いっつも、ビネガーをかけたフライドポテトが食べたくなるんだよなー。2009/08/30
ワコ
0
コメディというほどではないけれど、ロマンス色は薄め。主人公が年増なのはまだしも、職分を超えてあれこれ口出しして「自分は正しい」と迷いもなく言い張り、結局は相手にそれを認めさせてしまうので、読んでいてあまり気持ちよくはないです。そういうのが気にならない人には楽しく読めるのではないでしょうか。しかし長い、600ページは長すぎる。3割くらい削っていいわ。2014/07/20