内容説明
遺伝的多様性を確保する、環境収容力に見合った放流数、破壊された自然生態系の修復・再生、適正な漁獲規制、血統調査を踏まえた移植放流―。生態系との調和と野生資源の維持保全を考慮した「これからの水産増殖」を研究・開発するための重要なレビューがここに。
目次
第1章 生態系をベースとした水産資源増殖のあり方
第2章 サケ類の生態系保全と再生―北海道のサクラマスを事例として
第3章 種苗放流効果と資源増殖―北海道のサクラマスを事例として
第4章 環境収容力と種苗放流―瀬戸内海東部海域におけるサワラの例
第5章 環境変動と資源増殖―アワビ類を事例として
第6章 DNA分析で見えてきた内水面移殖の新たな問題
第7章 アワビの集団構造と放流種苗の再生産
第8章 集団構造の統計的推測
第9章 有効集団サイズとその推測
第10章 種苗放流の遺伝的影響
第11章 人工種苗の生産と親魚集団の遺伝的管理
著者等紹介
北田修一[キタダシュウイチ]
東京海洋大学海洋科学部海洋生物資源学科教授。農学博士(東京大学 1991年)
帰山雅秀[カエリヤママサヒデ]
北海道大学大学院水産科学研究院海洋生物資源科学部門教授。水産学博士(北海道大学 1985年)
浜崎活幸[ハマサキカツユキ]
東京海洋大学海洋科学部海洋生物資源学科准教授。博士(農学)(九州大学 1995年)
谷口順彦[タニグチノブヒコ]
福山大学生命工学部海洋生物科学科教授。農学博士(京都大学 1974年)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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