内容説明
任務中に狙撃されたCIA史上最強の暗殺者ミッチ。辛くも一命を取りとめ、裏切り者を探しはじめるが、権謀術数にたけた黒幕の妨害にあい、核心には踏み込めなかった。一方、イラクのフセイン政権が核開発を進めているとの情報をつかんだアメリカ大統領は、再び困難きわまる任務をミッチに命じる。が、一部の議員は次期CIA長官の指名をめぐり、現政権への揺さぶりをかけてきた。その背後にうごめく黒幕の真の狙いは?ワシントン政界の生臭い舞台裏を描いた謀略小説の傑作。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かんとり
5
謀略国家の続きもの。 信頼するCIA長官が亡くなり、主人公ラップのハンドラーが新長官に推されるが… 大統領の椅子を巡る政治的陰謀、イラクのフセインが所持する核兵器の排除、ワシントン議会の策略。 なかなか面白いが、アクションシーンは少なめだな。 そしてラップの恋人、TVレポータのアイリーン。 彼女とラップの痴話喧嘩は聞くに堪えんな、ラップあんたは凄腕暗… いやはやパンピーサラリーマンか?笑 この調子だと既刊続編が翻訳される目はないな…と思う。(-- アメリカン・アサシン&キル・ショットはいいんだけどねえ。2020/07/06