内容説明
かつてヨットの事故で最愛の夫を亡くしたミランダ。心に傷を抱えたまま三年が過ぎ去ったある晩、彼女は驚愕する。黒衣に身を包んだ謎のギリシャ人、アレックス・マヌッシ―目の前にいるのはあの日以来、夫の死とともになぜか記憶に焼きついて離れない男だった。突然の再会に胸騒ぎを覚えた矢先、ミランダの周囲で殺人事件が発生。彼女は唯一の証人として命を狙われはじめる…ロンドンから風光明媚なギリシャの島へ!ロマンスの女王が渾身の筆で描いた遺作。
著者等紹介
ラム,シャーロット[ラム,シャーロット][Lamb,Charlotte]
この25年あまりで、ロマンスからスリラー、歴史小説、オカルトまで150冊以上を世に送り出し“英国ロマンス小説の女王”の座を確立。2000年10月、享年62歳で他界
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きじねこ
1
そのまんまなストーリー。ロマンティックミステリーだからこれでいいのかな。ちょっと不完全燃焼的な部分もあり。なんだかなーっていうか。ミランダのことはほっといたら、こんな面倒なことにはならなかったんじゃないかと身もふたもないことを考える。そしてさらに、イルカを出すあたり、ちょっと狙いすぎな気がしなくもない。2013/07/22
てん・ゆう
1
シャーロット・ラムのヒーローとしてはかなりおとなしめ。ヒロインも若くもなく幸せな結婚歴もありと現代風になっててごく普通のロマンス。遺作との事、やはり時代に合わせた話なんだな。彼女のストーカーチック強引(でも憎めない)ヒーロー&若いがじゃじゃ馬でなく芯が強いヒロインが好きな私は少し残念だけど…2011/11/20
紫野
1
意外とヒーローとヒロインに距離のある(傍にいないというか)話でした。終盤で、もしやヒーローはこいつではないのか?という疑惑まで浮上しましたが、最後は綺麗におさまり、はらはらさせられる話でした。付け加えるとすると、刑事さんがかわいそうでした。2011/09/26
なちょす
0
この手の本は、「そんなワケない!」と突っ込むながら読むのが好き&醍醐味(ハーレクインしかり)。それにしてもイルカって・・・。軽く読むのに最適。食事の描写が特によかった(ギリシャ料理おいしそう)。2012/01/31