感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kiyoshi Utsugi
29
「死者の身代金」は、高齢で著名な弁護士であるポール・ウィリアムが若くて美貌の弁護士である妻のレスリー・ウィリアムに殺されるというもので、この殺人の謎をロサンゼルス市警殺人課のコロンボ警部が解き明かすというものです。 「悪の温室」は、当初はジャービス・グッドインとトニー・グッドインによる偽装誘拐事件であったものが、身内同士が対立して殺人事件に変わっていくもので、この殺人事件をコロンボ警部が解き明かすというものです。 偽装誘拐事件であった時から、殺人課のコロンボ警部が登場するのはちょっと違和感がありました。2021/01/02
光雲
0
「死者の身代金」やり手の美人弁護士、レスリーが野心のため結婚した夫を殺し誘拐に見せかける→今なら通話記録などすぐ分かるのに昔ならではの犯行。こんなに用意周到なのに最後捕まるきっかけは義理娘に渡した札束のそれ⁉︎というぬけっぷり。「悪の温室」信託財産を一気に引き出したいため、狂言誘拐を企んだ甥と叔父、仲違いで甥を殺してしまうが‥甥の妻の犯行に見せかけるところから捕まるところまでなかなかの良作。2022/04/20