アクションコミックス ドクムシｔｈｅ ｒｕｉｎｓ ｈｏｔｅｌ 〈６〉

恵那/八頭道尾

双葉社（2020/10発売）

• サイズ コミック判／ページ数 192p／高さ 19cm
• 商品コード 9784575855074
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

出版社内容情報

廃墟のラブホテルに閉じ込められた９人の男女。メンバー同士の殺し合いの果て、生き残ったのは2人。ついにコドクを仕掛けた真の犯人が明らかになる。犯人はいったいなんのために、凄惨なコドクを計画したのか!?　シリーズ累計１００万部突破のサバイバルホラー堂々完結!!!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[薫水]

ドクムシ（人間版蟲毒）の続編。前作は復讐を目的としてクズ系大集合のバトロワだったけど、今回は如何に精神的に強くあるかが鍵だったので、今作の方がいいかも。追いつめられて壊れていくもの、どんな状況でも自分の欲を通すもの、それぞれあり人間模様としても前より随分読み易い。一番強かったのは既に壊れていた人だったけど。宗教組織の都合に翻弄された人の悲しき末路は哀愁あったかも。

2023/01/09

[なけなしの不安要素]

エロとグロのバランスが絶妙だった。双子キャラ（自分でお金を稼ぐために学校を中退して整形した男の娘と筆談で話すブスで陰気なゴスロリ）が印象に残った。黒幕・エミの蠱毒への行動原理（赤ちゃんを4ヶ月で死産したことで病んでしまい、夫から見放され、新興宗教にのめり込み、偶然にも生後4ヶ月の子供を育てる役目を与えられるが、その子を教祖に仕立て上げるために行われた儀式・蠱毒で自らの手で殺してしまったので、自分を呪い殺すためにまた蠱毒を作り上げて自分が最後の一人になること）が悲観的すぎた。

2021/07/31