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出版社内容情報
「遊び」の時間は終わりです。何も知らないまま“搾取”され続けた最恐の少女は、ふれあいの中で、何を知り、何を変えようとしたのか…。1973年の大阪を舞台に描かれる兇悪ビルドゥングス・ロマン、これにて完結!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
54
20話目で出てくるホルモン屋は「日本一不幸な少女」の仕切る店だな。前巻でメイコに起きた心の揺らめきは、3巻に入るとより大きくなってゆく。子供たちとのただ遊んでいるだけではなく、交流がより深く描かれるしそれぞれに事情のある子供もいる。デパートの最上階で家族と一緒にお子様ランチを食べる、なんて確かに70年代の贅沢で懐かしくなった。あとがきによるとどうやら打ち切りらしく、描き切れなかった要素が多々あるようだ。せめてもう一歩先を見たかったと思う反面、悲惨なようで開かれてるような投げ出し方のラストは、嫌いではない。2020/11/22
鱒子
53
最終巻。作者はこの作品を続けたかったことが、あとがきからうかがえます。でもわたしにはこれで良かったなぁ。ボンヤリとした疑問が心にひっかかる事も含めて、非常に良い終わり方でした。苦言を呈すと、作者が個人的に好きなものをネタとして詰め込みすぎ。しかし総じてわたし好みの漫画でした。面白い!超絶グロ注意ですが……。2020/10/05
Bo-he-mian
13
第1巻でやや厳しすぎる酷評をしてしまったが、読み友さんのレビューがきっかけで再び手に取り、2、3巻をイッキ読み。1巻で感じた露骨な真似っ子描写は2巻以降は薄まって行って、この作者が表現したいものが見えて来た感じがする。本作はロマンポルノの『(秘)色情めす市場』の影響を受けてるなぁというのは1巻のレビューでも指摘したけど、まさか第2巻から主演女優の芹明香を元ネタにした娼婦が準レギュラーとして登場するとは(笑)。よっぽど好きなんだねぇ。2020/08/08
なつのおすすめあにめ
5
「これで終いて…、悔しいなぁ…」面白かったのに打ち切りかよ~……。平山夢明の短編に似てるな、と思ったらあとがきで影響受けた作品としてふれている。どちらも好きな作品になった。2023/09/11
ミロリ
5
メイコが素敵な人生を歩むことができたら良いな。人に温かく関わることを知っているメイコなら大丈夫。2021/04/06