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出版社内容情報
宮城県石巻。あの震災から数年が経ったこの地に住む高校2年生・入江サキはある夜、謎の男と出会う。不埒な輩に絡まれていたところを助けられたサキ。北上川の中瀬に灯る明かりに誘われ、少女は不思議なカフェへと辿りつく。そこで出されるコーヒーには、人生の楽しさや悲哀が入り混じっていた――。
石巻出身のたなか亜希夫が震災後の故郷を描く最新作、??巻同時発売!!
たなか 亜希夫[タナカ アキオ]
著・文・その他
1 ~ 2件/全2件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
あたびー
27
新聞の書評を読んで。石巻に住むJKサキは「絆」という文字が嫌いと言って以来壮絶なイジメにあっている。ひょんな事から河口の中洲にあるリバーエンドカフェに出入りするようになり、何度か分けのわからない事件に巻き込まれるように…大黒帽の爺さんやら、銭天堂を不気味にしたみたいな怪しすぎるオバサンやら、色々出てきます。これからもっと出るみたいです。続けて読みたいです。2022/03/24
kenitirokikuti
10
毎日新聞 2018-11-3 夕刊 いしかわじゅんの漫画紹介コラムで知る。帯「たなか亜希夫が故郷・石巻を描く最新作!」。とあるけども、「リバースエッジ 大川端探偵社」(こちらは隅田川)の形を変えた継続作かな、とも感じた。視点人物のひとりが学校で集団イジメされている女子高生なのだが、いしかわ評にあるように彼女の「癒し」の物語ではなく、幽玄というかオカルトなエピソードが続く。第1巻後半には、流された観音像を探すため霊媒に占ってもらう話、続く話は洞穴で死者と出会う話である。2018/11/08
Nao Funasoko
6
たなか亜希夫描く3.11後。これはノーチェックで読むしかないなと。石巻が故郷だったのか。2018/09/30
笠
5
2.5 『軍鶏』のたなか亜希夫氏が描く…描く…何だろうこれ?ヒューマンドラマ?なのか?1巻を読み終えても何の物語なのかまだ見えてこない。どうも、いじめられている女子高生と、謎のカフェのマスターの交流がメインなのだが、女子高生の成長や救いがテーマなのかと思いきや、それにしてはその女子高生やマスターの人物を掘り下げる感じではなく、石巻という土地のローカル性を掘り下げるようなエピソードが続く。それらを通してキャラも描いていくのだとは思うが、現時点では何が描きたいのか見えてこない。震災は関係あるのか…?2018/12/18
祐樹一依
4
【○+】石巻が舞台で、どうやら「震災後」らしい。「絆」の解釈ひとつで人間関係はボロボロになる。達観でなく諦観でもなく…そんなところから始まる、不思議な味わい。2023/07/16
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