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出版社内容情報
松本 渚[マツモト ナギサ]
著・文・その他
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
かわうそ
18
この作品は買ってよかった。最近、主に仕事関係で、心がイマイチ澄まなかった。そんな時にマンガとは言え、ひたむきな人間の姿を見ることができて少し気持ちを持ち直せたように思う。しばらくは辛抱の局面が続くだろうけれど、ちゃんと受け止めようと思う。それはそうと、女の子と将棋指したことない(*_*)周りに将棋分かる子いないし、妻はしてくれないし、都ちゃんみたいな素敵な子は現れないかな…死ぬまでに頑張って段を取って、真夏の木陰や雪の旅館で、この作品のように着物で将棋指せたらいいな。この先、多くの人と繋がれますように。2015/12/25
かわうそ
14
続けて2巻。他の方のレビューにもあるように、若干駆け足な展開が惜しい。郵便将棋や浴衣での対局など、もっと美しく深く掘り下げて描写して欲しかった。ともあれ、旅の果てに行き着くところへ行き着いた都ちゃん。記憶障害の設定解除とはならなかったが、良い終わり方だった。盤上の宇宙から、想い合う二人が織り成したただ一つの棋譜。単に勝負としての将棋ではなく、人の心が通う対局はゲームという枠を超えて、素敵な物語だ。前巻からは少し踏み込んで「深さと奥ゆかしさ」をテーマとして感じた。5巻くらいまであると良かったのになー。2016/07/21
トナク
3
この漫画らしい、彼女らしい結末だったと思います。2017/04/25
朧月
3
完結。長すぎず短すぎず、良いマンガだと思います。 オチの展開から考えてもあまり引っ張るタイプのお話じゃないかな。 都の表情の移り変わり、新也の無表情っぷりの対比や、二人の場面が切り替わりながら進んでいくコマの作り方など、非常に面白かったです。 結局 都の気持ちがどうだったのかなぁ、とかラストのコマなど余韻の残る良いマンガだと思いました。2017/03/18
よしの
3
少し駆け足に思えたのは本誌の休刊があったからなのか。もしそうだとしたら勿体無いな。でも展開がとても綺麗で、彼女の感じた気持ち悪さと、短い記憶のなかでの積み重ねで道を切り開く感じが心地よかった。記憶がリセットされた後の納得の仕方も好き。お互いにずっと触れたかったけど、どうしようもなく将棋でしか触れられなかったのね…。タイトルは彼女のものであり、彼女へのものだった。2016/02/19