アクションコミックス ＣＯＭＩＣ ＨＩＧＨ’Ｓ ＢＲＡＮＤ ひとひら - 小説版

桐原いづみ/志茂文彦

双葉社（2012/01発売）

• サイズ コミック判／ページ数 195p／高さ 19cm
• 商品コード 9784575840179
• NDC分類 913.6
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[しもぴー]

1年生時の演劇部vs演劇同好会の文化祭公演を、各キャラクターの視点で描いたノベライズ作品。漫画だけでは語られなかったキャラクターの心情などが現れていて良かった。特に桂木パートと西田姉パートは、本番中の役者たちのアドリブを入れる様子が新鮮だった。小説ながら青年コミックスと同じ大きさというのも特徴。

2012/04/07

[Yamineiko]

序幕、第一章～第七章、終幕の全九章から構成されており、序幕と終幕は主人公の麦視点、それ以外の章は他の七人の登場人物からの視点で、原作の「一年生編」を描写している。 原作に忠実ではありながら、第一章～第七章は麦意外の登場人物からの視点のため、原作既読の方でも、このシーンではこの人物はこういうことを考えていたのだなと知ることが出来、楽しめるかと思います。 『倉庫』の話は榊部長の視点の話で、野乃さんや、演劇研究会に移ってしまった同級生、自分の後輩に対しての思いを知ることが出来たり、 第七章も野乃さん視点からの文

2012/02/08

[カッコー]

とてもいいノベライズだった。原作の空気感を出しつつ、場面ごとに登場人物それぞれの心理描写が丁寧に描かれていて、より深く楽しむことができた。野乃さんの会長としての苦悩や麦への期待、美麗の野乃を気遣う優しさに、理咲や桂木の気持ちなど３年生の描写が多かったのも良かった。

2012/01/23

[虹川拓斗]

麦が1年生の時のエピソードを研究会メンバー＋榊、ちとせのそれぞれの視点で進めていくお話。個人的にこの頃のお話はすごく印象深いので、描き方もあいまってとても良かったです。原作の雰囲気を壊さず、それぞれの想いがしっかり出ていたと思います。とくに麦と野々以外の想いは原作以上に描かれていて、ひとひらという作品により深みが出たと思います。

2012/01/23

[けろけろ]

麦かわいいよ麦。麦が１年生の頃の話を小説化。原作ファンにはオススメ。それぞれ語り部の異なる７つの短編で、榊さんの章は思わずにやけてしまうｗ この意地っ張りめ！

2012/01/19