- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 青年（中高年）
- > 双葉社 アクションＣ
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ぐうぐう
12
『シャーロック・ホームズ』を、コナン・ドイルが書いた小説と見なさず、ワトソン博士によって記された事実と見なすシャーロキアン。なので、ホームズシリーズの中のドイルによる勘違いの記述を、勘違いとはせず、そこになんらかの意図が隠されているとすることで、推理により答えを見出そうとするシャーロキアンの姿勢が、ユニークだ。作中の矛盾を解く推理に、既存の推理を引用したり、その謎と絡めた日常のエピソードの弱さが今後の課題だが、しかし、あたたかなタッチに自然と好感が湧いてくる、そんな漫画だ。2011/03/20
美周郎
6
他作でも思ったがホームズが絡むと大人げなくなるのはシャーロキアンのお約束なんだろう。ロールプレイならいいんだけれど普段の生活の中で突然ムキになる変人は迷惑。檻の外から箱庭を眺めて楽しむタイプと理解するととても興味深い佳品。2021/05/01
きゅうり
6
鉄道漫画、カレチ！の作者がまたディープなジャンルを描いてるね…名探偵ホームズ好きの大学教授と女子大生が謎解き！これは、、、恋に発展してしまっていいのか？発展するのか？2016/08/30
もくもく
6
シャーロック・ホームズシリーズは、高校時代に一通りは読んだはずですが、どうやらこの世界はとっても奥が深いようです。 登場人物のネーミング…車路久（くるまみちひさ）教授の「シャーロック」はすぐにわかったけど、原田愛里（はらだあいり）が「アイリーン・アドラー」は、なかなか気づかなかったです。2014/04/03
ぽま
6
表題の通り、シャーロック・ホームズの熱心なファン・「シャーロキアン」であるキャラクターたちを軸に物語が進行する。ほとんど、正典におけるオーソドックスな論点が主題となっているが、その解釈のうちには少数説や奇説も紹介しているため、ある程度ホームズに詳しい方にも面白く読めるのではないだろうか。また、さりげなくシャーロキアンネタ（例えば、車教授とその妻のベイカー街での記念写真の日付が1月6日―ホームズの誕生日といわれる日付になっている点など）が含まれており、本筋で言及されていない小ネタを見つけ出すのも楽しいかも？2012/10/20
