モンスター文庫 隣の席になった美少女が惚れさせようとからかってくるがいつの間にか返り討ちにしていた〈２〉

荒三水【著】

双葉社（2020/07発売）

• サイズ 文庫判／ページ数 324p／高さ 15cm
• 商品コード 9784575752694
• NDC分類 913.6
• Cコード C0193

出版社内容情報

クラスの席替えで隣同士になった成戸悠己と鷹月唯李。「唯李が『隣の男子を惚れさせるゲーム』をしている」と勘違いした悠己は、唯李からのアタックを返り討ちにする日々を送っていた。そんなところに、一年前に唯李の隣の席だったクールな“女の子”花城凛央が現れた！　なぜか凛央に敵意を向けられる悠己だったが、ひょんなことから凛央の「とある願い」を叶える協力することに！　一方、その様子を見た唯李は二人の関係を疑い始めて――。漫才のような掛け合いが面白いネット発ラブコメ、アクセル全開の第二弾！

内容説明

学校で席が隣になった成戸悠己と鷹月唯李。悠己は、唯李が“隣の席の人を惚れさせるゲーム”をしていると勘違いし、唯李のちょっかいを返り討ちにしていた。そんな２人がお互いの「言いなり券」をめぐって「テスト勝負」をすることになり、唯李は同級生のクール美少女・花城凛央に助けを求める。なぜか凛央に睨まれたりしていた悠己だったが、凛央の意外な“悩み”を知り、その解決に協力することになった。一方、そんな２人を見ていた唯李は心中穏やかではなくて―。ネット発必笑ラブコメ、アクセル全開の第二弾！大幅加筆に加え、書き下ろし短編「隣の席ブレイカー」を収録。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[よっち]

相変わらず勘違いから唯李からのアタックを悠己が返り討ちにする日々を送る二人の前に、一年前に唯李の隣の席だった女の子・花城凛央が現れる第二弾。いいなり券を賭けたテスト勝負で唯李が秘密兵器として召喚した凛央。悠己に敵意を向ける凛央が、実は唯李と仲良くなりたいのを知り協力する展開に、二人の関係を疑い始め空回りして迷走しまくる唯李がアホ可愛かったですけど、不器用で訳分からなくなった彼女にきちんと向き合えるのもまた唯李のいいところなんですよね。テンポのいい掛け合いとメリハリのある展開がとてもいい感じで続巻も期待。

2020/06/27

[天音 そら。]

電子書籍にて、読み放題で読了。 相変わらずですね…と言いたかったが、 キラーの調子は劣ってきている…？立場逆転ストーリーに なっている。 期待を裏切ってくる作品好き…

2024/09/05

[まるぼろ]

さて今巻、｢言いなり券｣を掛けテスト勝負をする事になった唯季はかつての｢隣の席｣の子で、ある事から｢隣の席ブレイカー｣と呼ばれている花城凛央に勉強の助けを求めるが…と言うお話です。何でこうも話が捻れていくのかと思いながらも面白く読んでいましたが捻れきって頑なに戻ってしまった凛央を前にしての唯季らしい仲直りの仕方については良かったなと。そしてその後での悠己に漏らした唯季の本音の弱い部分もまた良かったと思いました。終わってみれば凛央も若干柔らかくなり二人を見守ると言う形に収まりましたが、次巻もまた楽しみです。

2020/07/08

[ぽな]

トラウマゆえに惚れさせようと必死という頭わいてる思いこみがどんどんエスカレートして1巻以上にボケとツッコミの応酬で腹が捩れたw 唯李の友達のりおも加わったことで拗れすぎて草。クオカードのやりとりくっそワロタw 唯李もどんどん頭ゆいな残念な子に。パワーストーンほあちゃw！残念になるほど可愛さと面白さが増しますね。いい雰囲気にはなるんだけどなあw まあこのままアホやってる二人をずっと見てたいわ。終始笑いの止まらない巻で楽しかった〜（9/10）

2021/05/06

[真白優樹]

相手を言いなりにさせる権利を巡りテストの点数で唯李と悠己が争うことになる中、かつて唯李の隣の席だった少女、凛央が二人の関係に入ってくる今巻。―――落とせぬ者はない、だからこそ全部を掴んで見せる。　ボケとツッコミの漫才がアクセル全開、最早全編に渡って漫才しているんじゃないだろうかと言わんばかりのコメディ全開の中、それぞれが本音でぶつかり合い思いを巡らす、本気だからこそ面白い更なる面白さがある巻である。進んでいるようにとても見えない二人の関係は果たしてこれから進展するのか。 次巻も絶対あってほしいものである。

2020/07/06