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出版社内容情報
すずの木くろ［スズノキクロ］
著・文・その他
内容説明
イステール領の財政を改善するため、自作のガラス玉を雑貨屋に売りにきた一良だったが、そこで偶然にもリーゼがこれまで一良に対して猫をかぶっていたことを知ってしまう。一方その頃、一良の帰りを待つバレッタは、風呂にノコギリに製材機と、一良がもたらした知識をもとに次々と新しい器具や設備を開発していた。しかし、その心の中はどうにもリーゼと一良の関係が気になるようで―。「小説家になろう」発、異世界救世ファンタジー待望の第五弾。著者渾身の書き下ろし番外編「虹の彼方」では、１０年前、バルベールとの決死の山岳戦に挑んだジルコニアの姿が描かれる。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
三毛猫メリー
13
カズラがイステリアで氷室を作ろうとしていた頃、バレッタは独力で製鉄に挑戦していた。戦争の気配がただよってきます。......ジルコニアのことが明らかになるにつれて、彼女の人となりがわかってきました。22-182022/03/03
niz001
11
リーゼどうなるかと思ったけど素の方がええよ。バレッタ、一所懸命過ぎてちょっと怖いよ。2016/03/02
sion
8
本音もバレて押せ押せリーゼの所に数々の知識と武術の腕をもってやってきたバレッタ。このままでは庶民の人気や人のつてをもつリーゼにやられてしまうぞ。カズラやバレッタノ前に現れた神様？や所々に戦争というきな臭さがただよってきました。2016/12/13
nawade
8
★★★☆☆ メロメロばんばん事件で一良の信頼を失ったかに見えたリーゼだが、素の魅力での逆襲が始まる。いや～、あわやのビッチ認定から魅力マシマシで蘇るとはリーゼ、怖ろしい娘。反面、バレッタは重いぞ～、ヤンデレ成分も入ってて、怖ろしい娘。かき氷に夢中になるジルコニアは可愛いけど、バルベールが絡むと怖ろしい娘。役者は揃った！なところで終わってしまったが、一良の明日はどうなる！？（Web版読んでるので知ってるんですが）バルベール側の視点が入っている分、Web版より緊張感高いですね。鉄の武器製造は間に合うのか？2016/04/03
尚侍
8
とっても面白かった。異世界に技術供与をして発展させるという作品は数あれど、ここまで丁寧に技術供与の過程やそれによって変化したことを描いている作品は意外と少ないので、タイトルから受ける印象とはかなり違う展開になっているのがいいですね。さらに状況がどんどんきな臭くなってきているのも良く、一方的な技術供与により栄えるようになった国がそれ以外の国からどのように見られているのかというところまで描き出しているのは素晴らしいと思います。バレッタのヤンデレ化も進行していることでどういった展開になるのか、続きが楽しみです。2016/03/26
