双葉文庫<br> 火山と断層から見えた神社のはじまり

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双葉文庫
火山と断層から見えた神社のはじまり

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  • サイズ 文庫判/ページ数 332p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575715057
  • NDC分類 175
  • Cコード C0176

出版社内容情報

「わかりやすい文章で日本の古代史がすんなり入ってくる。なんとなく疑問に思っていたことがすっきりし、一気読みでした」〔読者カードより〕など、好評を得た単行本がついに文庫化! 境内の由緒書きよりもさらに遡った〝真の神社の起源〟を知りたい。著者は断層、火山、鉱物などに注目。たとえば諏訪大社上社前宮が中央構造線、糸静構造線の交点に位置する事実。聖地誕生の謎は地中にあり! 神話も手掛かりに、真摯な取材と豊かな知見で解き明かした〝答え〟がこの1冊に。『聖地の条件 神社のはじまりと日本列島10万年史』を改題。

内容説明

神道のはじまりより遙かに古い、大規模神社の真の起源を知りたい。元新聞記者の著者は鎮座地の“大地の履歴”に着目。たとえば光り輝き、役立つ道具ともなる鉱石の産出。たとえば湧き出る清水、温泉。そして巨岩。火山帯ゆえに表情豊かな列島に暮らした旧石器人・縄文人がそれらの神秘に出会って何を感じたか。聖地と二大構造線の関係は?現地調査と考古学、神話を網羅した史料探求による綿密な考察は地歴ファン必読。「目からうろこだった」と読者から絶賛された『聖地の条件』を改題して文庫化。

目次

序章 火山列島の信仰
第1章 火山の国としての出雲―スーパーパワーストーンの大地
第2章 石器と玉作りの道―出雲から北陸、関東、東北へ
第3章 聖地と温泉―熊野から伊豆へ
第4章 交差する巨大断層―諏訪から伊勢、奈良へ
第5章 海の底に眠る出雲

著者等紹介

蒲池明弘[カマチアキヒロ]
1962年、福岡市生まれ、幼少期から高校時代まで長崎市で暮らす。早稲田大学卒業後、読売新聞社に入社し、東京本社経済部、さいたま支局などに在籍。中途退社後、神話や伝説が歴史と交差する可能性をテーマに、取材と執筆を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ミエル

27
これはなかなか興味深い作品、楽しく読み進めた。出雲を軸に、諏訪、伊豆、熊野、阿蘇と、天つ神ではなく国つ神が活躍した地域をフィーチャーし、土地独自の宗教観と遺跡の関連仮説を立て考察する流れが好み。キーワードは、黒曜石をはじめとする鉱石。専門家ではない著者だからこその易しい古代史、日本神話の解説と地質学の紐付けも良かったのだと思う。学術書や専門書にはない柔らかな語り口だからすっと入り込めるなだろう。本書にも登場した井沢元彦の著作がなかなか読み進まない私には、こちらを先に読んで正解だった気がする。2024/05/26

kk

23
図書館本。以前読んだ『聖地の条件』の文庫化版。「出雲大社、熊野本宮大社、諏訪大社など歴史ある神社の背景には、火山列島に特有の大地の恵みがかかわっているのではないか」という問題意識の下、各地域における火山、活断層、鉱物資源、海面変動などに着目し、考古学と神話と自然史の狭間を洗うようにして、聖地が聖地たる所以を探る試み。ひいては、我が国固有の信仰の形や、日本人の感性の深層に迫ろうとするもの。kk にはことの当否を判断できる知見はありませんが、列島いにしえの風景に楽しく思いを馳せることができました。2024/12/12

えとろん

16
伝統的な神社が火山、温泉、断層の近くに存在することを述べている。古代人の自然に対する感受性について考えさせられた。2024/10/19

coldsurgeon

9
活断層やプレートの運動とし起きる地震や、火山の活動を、古代人は、神々の怒りや不機嫌と考えていたのかもしれない。乱暴で荒々しい荒魂が自身などの災害とすれば、親切で温厚な和魂は、大地がもたらす恩恵であろう。黒曜石、翡翠などの貴石を古代人は広域交易に用いた。出雲、熊野、諏訪、伊勢などの地に、神社を祀り続けた秘密が、それらにあるようだ。大変興味深い話だった。2024/08/16

伝奇羊

7
火山帯と神社の位置関係を関連づけた説を説いているのかと期待して読んだが前半ほとんど出雲大社と紀記の解釈の話が続く、天津神と国津神を新人とネアンデルタール人の出会いと想像するなど、(だったらスクナヒコはフロール人?)面白いがあり得なさそうな脱線があったりで、他にも待っている人もいるようなので断念しました。2024/12/08

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