出版社内容情報
「わかりやすい文章で日本の古代史がすんなり入ってくる。なんとなく疑問に思っていたことがすっきりし、一気読みでした」〔読者カードより〕など、好評を得た単行本がついに文庫化! 境内の由緒書きよりもさらに遡った〝真の神社の起源〟を知りたい。著者は断層、火山、鉱物などに注目。たとえば諏訪大社上社前宮が中央構造線、糸静構造線の交点に位置する事実。聖地誕生の謎は地中にあり! 神話も手掛かりに、真摯な取材と豊かな知見で解き明かした〝答え〟がこの1冊に。『聖地の条件 神社のはじまりと日本列島10万年史』を改題。
内容説明
神道のはじまりより遙かに古い、大規模神社の真の起源を知りたい。元新聞記者の著者は鎮座地の“大地の履歴”に着目。たとえば光り輝き、役立つ道具ともなる鉱石の産出。たとえば湧き出る清水、温泉。そして巨岩。火山帯ゆえに表情豊かな列島に暮らした旧石器人・縄文人がそれらの神秘に出会って何を感じたか。聖地と二大構造線の関係は?現地調査と考古学、神話を網羅した史料探求による綿密な考察は地歴ファン必読。「目からうろこだった」と読者から絶賛された『聖地の条件』を改題して文庫化。
目次
序章 火山列島の信仰
第1章 火山の国としての出雲―スーパーパワーストーンの大地
第2章 石器と玉作りの道―出雲から北陸、関東、東北へ
第3章 聖地と温泉―熊野から伊豆へ
第4章 交差する巨大断層―諏訪から伊勢、奈良へ
第5章 海の底に眠る出雲
著者等紹介
蒲池明弘[カマチアキヒロ]
1962年、福岡市生まれ、幼少期から高校時代まで長崎市で暮らす。早稲田大学卒業後、読売新聞社に入社し、東京本社経済部、さいたま支局などに在籍。中途退社後、神話や伝説が歴史と交差する可能性をテーマに、取材と執筆を続ける(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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