双葉文庫<br> 娘になった妻、のぶ代へ

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双葉文庫
娘になった妻、のぶ代へ

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  • サイズ 文庫判/ページ数 256p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575714654
  • NDC分類 916
  • Cコード C0195

出版社内容情報



砂川啓介[サガワ ケイスケ]
著・文・その他

内容説明

2012年秋、しっかり者の姉さん女房だった妻が認知症と診断された。長年、「ドラえもん」を務めていた自分のことすら忘れてしまった妻と、妻の自宅介護に追いつめられていく夫。娘の死、夫の浮気、妻の脳梗塞と認知症発症…。おしどり夫婦と呼ばれた2人の日々は、今も昔も困難の連続だった―。文庫版では、夫のガン闘病のため、妻・のぶ代が老人介護施設へ入所せざるを得なくなった、夫妻の「その後」も特別収録。全国460万人以上の認知症患者とその家族へ綴る、老老介護の壮絶秘話!

目次

第1章 失った「ドラえもんの記憶」
第2章 おしどり夫婦と呼ばれて
第3章 カミさんの病
第4章 認知症との闘い
第5章 公表を決意して
第6章 我が家にやってきた“娘”
第7章 ペコと僕の未来
特別企画01 初公開!2700日介護日記
特別企画02 ペコの特効薬―認知症の進行を遅らせ、元気に暮らすための砂川家10のススメ
特別企画03 砂川啓介&大山のぶ代 夫婦対談「これからの2人」

著者等紹介

砂川啓介[サガワケイスケ]
昭和12年2月12日、5人兄弟の長男として東京・深川に生まれる。昭和36年、NHKの幼児番組「うたのえほん」に出演し、体操のお兄さんとして大ブレイク。昭和39年には舞台での共演がきっかけで、女優・大山のぶ代と結婚。その後、共著で料理本を出すなど、おしどり夫婦として人気を集めた。2008年にのぶ代夫人が脳梗塞で倒れて以来、在宅で介護を担う。2012年秋、夫人が認知症を発症するも、自宅での介護を継続(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hatayan

40
ドラえもんの声優だった大山のぶ代の夫である著者が、アルツハイマー病を発症した妻を介護。病状を公表することで苦悩から解放され、妻への愛情を新たにする記録。 「子どもはできなかったが女には不自由しなかった」と豪語していた著者であっても、晩年は認知症の妻に心身を引き裂かれ、誰にも相談できない孤独に苦しみ、「決してペコ(妻のぶ代の愛称)より先に死んだりしない」と記した2ヶ月後にガンに侵されて力尽きます。身体が自由に動く間に何を残せるか。個人に与えられた時間が有限であることをここまで冷酷に突きつける本を知りません。2020/02/03

ばんだねいっぺい

25
 砂川さんの素直な人柄が伝わってくる。夫婦の馴れ初めはまるで映画のよう。後ろめたさもありつつ、変化を受け止めてく姿が描かれている。マムシさんは、かっこいいなぁ。さぞかし、無念だったんだろうな。2017/08/05

Koji Takahashi

8
【5人に1人か認知症】 どこにでもあり得るけど、なかなか知ることが無い話。 切なさと覚悟 最期まで「役割」があった砂川氏は幸せだったのだろうか?2017/08/06

☆こまトゥーゆ☆

4
愛し愛された夫婦なんだな。ほっこりする。素敵な夫婦、。年齢には逆らえない病気や死、家族の変容と向き合った本。2017/07/09

Haruka

4
共に笑い、共に泣き、手を取り合って苦楽を共にしてきた人が目に見えてわかるように老いていく姿を見続けるのはどれほどの苦しみか、経験した人でなければわからないんだろう。これは砂川夫妻だけの特別なことではなくて、誰にでも起こり得ること。 悩みながら、足掻きながら、それでも奥様の手を離さず最期まで共に生きることを選んだ砂川さんは、大山さんにとって自慢の旦那さんなんだろう。2017/06/05

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