内容説明
タイのバンコクを著者が初めて訪れたのは1976年。あれからときは流れ、いま街には高層ビルが建ち並び、BTSが走る。「これはもうバンコクじゃない」と近代都市に変貌した街で途方に暮れるが、よく眺めてみるとバンコクらしさはしっかり残っていた。長年この街とつきあってきた著者が綴る、南国熱風都市バンコクの「さま酔い」紀行。
目次
タクシー
スクムウィット
BTS
コーヒー
カオサン
十バーツ
ワット・プラケオ
禁煙
麻薬
英語
メーコン
リゾート
健康
大使館
アパート
著者等紹介
下川裕治[シモカワユウジ]
1954年長野県松本市生まれ。新聞社勤務を経てフリーランスに。アジア、バンコク、沖縄に関する著書・編書多数(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ヴェネツィア
305
出版されてから、もう10年以上が経過しているが、著者ならではの視点からバンコクが語られる。当時は1路線しかなかったBTSだが、今では2路線になり、さらにはMRT、ARLが加わり、スワンナプーム空港から市内へのアクセスもグンとよくなった。他にも、本格コーヒーの普及、禁煙の徹底、自然派への傾斜などバンコクの変貌はめまぐるしい。しかし、これを読んでいると、案外バンコクは東京よりもずっと暮らしやすい街ではないかという気がしてくる。スクムビット周辺の日本人街に住みたいとは思わないが、ラングナム通りは随分と魅力的だ。2018/08/04
Tom Zacky
3
2005年頃に書かれたもので、非常に懐かしいし、共感できる部分が多々ある。 しかし、あまり進歩してないな(;´д`)2016/03/25
後ろのお兄さん
2
この人のタイ・バンコク本は数冊目だが、大体は、ほんの数年前にあったことを懐かしむ、みたいなスタイルになっている。5年前や10年前の東京を懐かしむ人がどれほどいるだろうかと考えると、やはり、バンコクは変化の速い土地なのだなどれほど思う。もうこの本も書かれて10年以上経つ。バンコクはまたこの本の通りではないのでしょうね。地下鉄もエアポートレイルリンクもできているし。2016/04/06