内容説明
沖縄に行った旅行者は軽いカルチャーショックにみまわれる。それはこの島が日本でありながら、ほかの場所にはない“個性”を持っているから。ナンデ沖縄のバスはバス停で止まらないんだ。ナンデ沖縄は所得が全国一低いのに暮らしていけるのか、ナンデ沖縄の人は「魂を落とす」のか……。旅行者が抱いた素朴な疑問に沖縄県民で結成された調査隊が、真っ向から答える。
目次
第1章 沖縄流セーカツの進化論:第2章 沖縄式ケンコー術の謎
第3章 沖縄的ツルツル満腹の妙
第4章 沖縄式シャカイ学のすすめ
第5章 沖縄流セーシン浄化法
第6章 沖縄的カチャーシー体質
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ほうき星
4
眠りを誘うように…読みやすいしと思いながら時間をかけて終了。面白かったです。沖縄はゆっくり時間が流れているようで…揺るがぬものがあるからかな!? 歴史的に色々あるけれど、読みながら、それらをすべて包み込む海の青さが浮かびました。再読本です。2013/06/17
yamakujira
2
沖縄のゴキブリはよく飛ぶとか、沖縄のゴーヤはあまり苦くないとか、停留所でも合図しないとバスが停まらないとか、模合という講の参加率が高いとか、日常生活にまつわる118編の謎というか雑学を披露してくれる。沖縄って南国だから明るく開放的なイメージなのに、アパート契約には島民の保証人が必要だったり、低所得での生活には地縁血縁による相互扶助が不可欠だったり、離島らしい閉鎖性も窺えて、本土からの移住者の多くが去ってしまうというのにも頷ける。2001年発行でも、情報が古いってこともなさそうかな。 (★★☆☆☆)2019/09/09
蘭
1
ゴキブリ退治方超ウケル!!おばぁ最高★でも絶対真似できない…2011/05/17
A.KI.
0
2冊目の「沖縄のハ・テ・ナ⁉︎」を読んだので、遡ってこちらも。予想だにしなかった首里城焼失という事態が起こった2019年からすれば、さすがに2001年刊行の本書は、20年近く経って内容が古くなっているなあ…という部分もちらほら。同じ内容でも「ハテナ」のほうでアップデートされていたりしたから、やはり読む順番間違えたな…。とはいえ沖縄雑学いろいろ知れるので。独特の地名や方言はおもしろいといつも思うが、難しすぎてなかなか覚えられないなあ。2019/11/12