双葉文庫<br> 歩くアジア

双葉文庫
歩くアジア

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ 文庫判/ページ数 454p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575711448
  • NDC分類 292.09
  • Cコード C0195

内容説明

旅は広さが、一平方メートルにも満たない僕の机の上から生まれた。「飛行機を使わずに、東京からイスタンブールまで陸路の旅はできるだろうか」と思い描いたのがはじまりだった。マイナス20度の寒さに震え、気温50度の暑さにあえぎ、アジアの西端をめざす旅はつづく―。

目次

西へ
南下行
南の風
夏の迷走
メコン
国境物語
雲の南
風の谷
雲の上
天山北路
炎熱の草原

この商品が入っている本棚

1 ~ 1件/全1件

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミカママ

36
アジアに旅したい~と思わせる本。でもこんな旅はいやだ。(笑)2013/12/04

ホークス

35
釜山からイスタンブールまで陸路だけで行く旅。1995年のカンボジア、チベット、中央アジア諸国だから危険も多い。苦難を次々と乗り越える下川氏の耐久力が凄い。マイナス20度の酷寒のチベット。50度の酷暑のカザフスタン。そこを冷暖房なしのバスや鉄道で延々と進む。常に渇きと飢えに責め立てられ、風呂に入れる日は超ラッキー。商人は当たり前にボるし、役人や警官はしつこくワイロを要求する、迂闊に誰も信用できない。ビザをもらう時が特に大変。時に出会う優しさだけが慰めだが心身ともに大赤字で、ため息が出まくりの440ページ。2019/04/03

ツバメマン★こち亀読破中

27
飛行機を使わずに東京~イスタンブールへ。暑い&寒い気候、汚い宿、危ない交通機関、そして賄賂を要求する役人たち…。96年当時のことなので、今はそんなことも少なくなっているのかな?貧しい国が豊かになるのは良いことだし、実際に自分が行くことはないけれど、これから「深夜特急」みたいな本が読めなくなるのだとしたら寂しい気もする。2017/06/02

HIRO1970

7
☆★☆ホンワカした表紙の絵からいつものゆる~い下川さん作品を想像しましたが、実態は違って非常にしんどい昔の貧乏旅行でした。下川作品も気づけば本作で13冊目となりましたが、今まで読んだ中でも上位3位以内に入る良い本ですね。東京から飛行機を使わずにイスタンブールまで行く本作は敢えて直線距離は取らずに東南アジアを回ってから再び中国から中央アジアの諸国を経由していくコースとなっています。未知のエリアを苦労しながらもいつもの淡々とした筆の動きは変えずに進んでいく下川さんに真骨頂を感じたのは僕だけでは無いと思います。2013/12/08

Taichi Sakamoto

3
飛行機を使わずに、日本からイスタンブールへ。バス、列車、船・・こうった乗り物でイスタンブールを目指す。時にトラブルに巻き込まれ、時に人の温かさに触れ、国境を超える難しさを教えてくれる一冊。トラブル回避には、ワイロ必須(笑)内容としては、中国エリアを抜けるのに苦難した印象・・インドを通らず、中央アジアを通るあたりが今までの旅とは一味違う。2015/09/22

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/1978551
  • ご注意事項