内容説明
「なんとなく割り切れない。でもとりあえず笑ってみようか。とほほほ…」「あっはっは」と高笑いするヤツ。「へっへっへ」と揉み手するヤツ。その陰で「たはははは」と泣き笑いであきらめるしかない連中がいる。そんな「とほほ」なヒト、モノ、コトを集めて愛惜する、中島らものおもしろ哀しい“ぼくの時間のひねりつぶし方”。
目次
物いえば寒い唇
「B級はエイキューだ」
嘘つきは何の始まりか
アキンドの鑑
取り返しのつかない話
かぶく・かぶけば・かぶくとき
ヤな言葉
セメントでいこう!
私の好きなもの
恐怖と笑いについて
自給自足とは何か〔ほか〕
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
kinkin
71
おもしろいうな重の食べ方が書かれていた。ストリートファイトのこと、私のすきなもの、おばはん帝国の秘密、楽園はどこにあるのか他、中島らもの頭の中を周遊することが出来た^^2017/05/07
黒猫
20
なんと26年前に刊行された本。まだ90年代にもなっていない中で、らもさんは未来に目を向けている。らもさんの興味深い内容を綴ったエッセイです。ホラー映画やプロレスなどらもさんが好きなものをたっぷりと語っている。ジャイアント馬場さんが本当に好きだったんだなあと感じさせる文章も。まだらもさんは悟りの境地に達しておらず、80年代はらもさんとよく合う気がする。それは私も80年代が好きで、まだちびだった私をらもさんが等身大で生きてきた80年代に対する憧憬からくるものかもしれない。2018/03/21
桜もち 太郎
19
題名の通り「とほほのほ」的なエッセイでトゲのない文章はらもさんらしい。彼の優しさや知識が土台としてあるので安心して読むことができた。中学時代に一人フェラチオに皆で挑戦したこと、父親になってから飼犬に自分のタマタマを舐めさせ、娘に見つかりそうになったことなど恥部エピソードが面白い。「今ある自分というのは、無数にあった分かれ道を、そのときそのときの可能性にしたがって進んできた結果の姿なのであって、必然の集積だといってもよい」、少しの狂いがあったら今の自分はいない。らもさんらしい考え方に納得することができた。2024/06/10
ATS
17
読み終わってさてさてと振り返ってみると「あれ?なに書いてたっけな」というエッセイ集である。自給自足の章では1人フェラチオ(SF)について書かれている。これは男性が自身の陰茎を咥えるというもの。SFは1938年に医学論文として症例として初めて紹介されている。女性っぽい素振りをする33歳の男性で、14歳のときに足の不自由な少年からオーラルセックスの誘いを受けたのが契機になったようで(誘いは断っている)、SFができるように毎日練習して1923年8月に成功したらしい。よくまぁやったものだ笑2024/06/01
きるる
7
【得たこと】人生B級の生き方が普通なんだということ。我々の日常をとりまく情報はネットにしろテレビにしろ、現実のありようより上のA級の世界を描いている。そこには愛や希望や健康が溢れかえっていて、我々にそれ無しで生きていくことがや異常だという錯覚を与えてくる。なので、それを真に受けて自分を不幸と思う必要もないし、愛がないことに罪の意識を抱く必要もないのだ。2015/04/09
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