双葉文庫<br> ヤム号漂流記

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双葉文庫
ヤム号漂流記

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  • サイズ 文庫判/ページ数 271p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784575710458
  • NDC分類 292.09
  • Cコード C0195

内容説明

その竹イカダ『ヤム号』が無事鹿児島へ漂着した時、乗り組んだ7人の男たちは陸地が揺れないためかえって歩けず転んだ。フィリピン出航の時、黒山の見送りは7人全員が死ぬと信じて疑わなかった。壮大な洋上に繰り広げられた人間ドラマ。愛と憎。日本人の祖先は黒潮に乗ってやってきたことを証明する―、冒険の目的は達成された途端、ちっぽけなものになった。竹製のイカダ「ヤム号」に賭けた男たちが洋上で織成す人間ドラマ。

目次

ヤム号航路略図
ヤム号構造図
第1部 出航準備
第2部 魔の海峡
第3部 密室の海
第2部 魔の海峡
第3部 密室の海

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Ryuji

4
★★★★★柳田國男の「日本民族の南方渡来説」を立証するために、竹イカダでフィリピンから日本まで黒潮に乗って漂流した冒険記。1977年に行われた冒険なので今から約40年弱も前の話。日本人5人とフィリピン人2人、計7人の決死の冒険のハズであるが(実際に台風に逢った時は死を覚悟されたと思う)何かのんびりとした感じもあっても実に楽しそう雰囲気が漂う。「竹」とそれを結ぶ「ロープ」だけで作られた筏、それでフィリピン⇒日本(鹿児島)まで34日間の漂流、凄いと思う。2015/12/10

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