出版社内容情報
お蝶の許婚で行方の分からない源太と瓜二つの男・兼水が芝神明宮界隈に現れたことで、お蝶をはじめ、いすず屋に集まる者たちは落ち着かない日々を送っていた。顔も声も源太と見紛うほどそっくりな兼水だったが、気性が違うことで別人と割り切ったお蝶。だが、お由紀という名の従妹を連れていすず屋にやってきた兼水から、許婚だと知らされたお蝶の心は千々に乱れる。そんな中、源太の父親で佃島で漁師をしている源蔵に兼水を引き合わせる場を設けることになったのだが――。書き下ろしシリーズ第五弾。
【目次】
内容説明
芝神明宮門前の茶屋「いすず屋」の常連となった薬売りの兼水。いすず屋の女中お蝶は、行方知れずの許婚・源太と瓜二つの兼水を平然ともてなしていたが、兼水が従兄妹のお由紀をいすず屋に連れてきたことで、お蝶の胸中に小波が立ちはじめる。そんな折、源太の父親の源蔵が噂を聞きつけ、兼水に会おうと佃島からやってきた。いすず屋の女将おりくの計らいで、源蔵と兼水を引き合わせることになったのだが―。門前茶屋を舞台に、店に集う人々の悲喜交々を情感たっぷりに描く人気時代小説シリーズ第五弾!
著者等紹介
篠綾子[シノアヤコ]
埼玉県生まれ、東京学芸大学卒業。2001年、健友館文学賞受賞作『春の夜の夢のごとく 新平家公達草紙』でデビュー。主な著作に『青山に在り』(日本歴史時代作家協会賞作品賞受賞)、主なシリーズに「更紗屋おりん雛形帖」(歴史時代作家クラブ賞シリーズ賞受賞)などがある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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