出版社内容情報
南町奉行所同心の樺山富士太郎らは、駒込追分町の鹿右衛門の隠居所で、珠吉の命を狙っていた鉄三を見つけ出す。瀕死の鉄三は今わの際に、珠吉殺しを依頼したと告白するが、その殺し屋の正体を明かさぬまま息を引き取ってしまう。富士太郎と珠吉は、若い男妾を殺して姿を消した鹿右衛門の行方を追い始めるが、その翌朝、湯瀬直之進の愛弟子・源六と鹿右衛門の心中事件が判明する。怒りに燃える直之進と富士太郎は、珠吉に突き付けられた殺し屋の刃を振り払うことができるのか? 書き下ろし大人気シリーズ第五十一弾!
内容説明
南町奉行所同心の樺山富士太郎らは、駒込追分町の鹿右衛門の隠居所で、珠吉の命を狙っていた鉄三を見つけ出す。瀕死の鉄三は今わの際に、珠吉殺しを依頼したと告白するが、その殺し屋の正体を明かさぬまま息を引き取ってしまう。富士太郎と珠吉は、若い男妾を殺して姿を消した鹿右衛門の行方を追い始めるが、その翌朝、湯瀬直之進の愛弟子・源六と鹿右衛門の心中事件が判明する。怒りに燃える直之進と富士太郎は、珠吉に突き付けられた殺し屋の刃を振り払うことができるのか?書き下ろし大人気シリーズ第五十一弾!
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。99年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ぶんぶん
16
【図書館】シリーズ五十一巻目、もはや、惰性で読んでいる感が強い。 著者も全体的に気が回らず珠吉に終始していた、もういつ殺されてもおかしくない感じ、そこまで珠吉のこだわるのか判らない。 源六と言う主要人物を得ながら、あっさりと殺してしまう。 全体の絵解きが出来なくなって来たのでは、そろそろ、引退が近いのかも。 でもそれなら、物語りの決着はしっかり着けてもらいたい。2024/04/26
Abercrombie
2
珠吉殺しを阻止すべく、丹念に殺し屋の足取りを追う富士太郎一行から、愛弟子を殺され怒り心頭の直之進が主役の座を奪い取る。殺し屋の手口はひとひねりしてたし、その探索は流石に安定していて面白かったけど、後半かなり急ぎ足。結局たどり着かなかったが、殺し屋と直之進のラストバトルは、五重塔を予定していたのかもしれない。2024/03/15
goodchoice
1
珠吉が殺されなくてよかった~メデタシ、メデタシ。2024/04/03