出版社内容情報
大雨で関東平野における幕府直轄領の民も窮しているなか、とうとう利根川の堤が決壊した。目撃談によれば、身の丈十丈(三十メートル)という化け物がブクブクと立ち上がり、火を噴いたという。そして決壊した下総の地は銀八の生まれ故郷なのであった。江戸にも及ぶ大水に対処すべく、内与力・沢田や卯之吉に美鈴、梅之丞、荒海一家らが現地へ急行。実は決壊は悪玉・尾張家附家老・坂井主計頭の奸計によるものであり、そうとも知らず化け物の正体にのみ関心を持つ卯之吉に死の危険が迫る。NHK時代劇「大富豪同心 参」原作本、第3弾!
内容説明
シリーズ累計100万部突破!今回卯之吉は長雨で利根川がついに決壊してしまった下総国へ。そこは幕府の公領で偶然にも銀八の生まれ故郷なのだが、決壊の時、大化け物が立ち現れて火を噴いたという。「あたしは気になったものはなんでも突き詰めないと気が済まないんです」と張り切る卯之吉と内与力の沢田や荒海一家ら大勢が赴いて銀八の故郷は騒然。そして幕府の弱体化を目論む悪党の仕業とは知らず、一行に何度も危険が迫る。勘違いに次ぐ勘違いが笑いを呼ぶドラマ第3シリーズ原作本、連続刊行第3弾!
著者等紹介
幡大介[バンダイスケ]
1968年、栃木県生まれ。武蔵野美術大学造形学部卒業。テレビ局嘱託職員、CM制作会社に勤務。95年、文筆業に転じフリーライターとして活躍。2008年「天下御免の信十郎」シリーズ(二見時代小説文庫)で時代小説作家デビュー。19年、本シリーズがNHKにてBS時代劇『大富豪同心』として連続ドラマ化。後から地上波でも放送されて大いに評判を呼び、21年にはシーズン2の『大富豪同心弐』が制作された(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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