出版社内容情報
浪人奉行が生まれるきっかけにもなった、岩城升屋への賊の押し込み。長らく解決の糸口さえ見えてこなかった事件の手がかりが、ある日突如もたらされた。無念のうちに殺された奉公人の敵を必ず討ちたいと願う升屋の主九衛門からの依頼を受け、八雲兼四郎は調べを始めるのだが……。大人気時代小説シリーズ、第十三弾!
内容説明
かつて岩城升屋に押し込みに入った賊の正体が明らかになるかもしれない。無念のうちに殺された奉公人たちの敵を討ちたいと強く願う升屋九右衛門の依頼を受け、八雲兼四郎は賊がひそむという千住下宿へと向かうが、限られた手掛かりに調べは難航し…。果たして浪人奉行の刃は悪逆非道の賊に届き、恨みを断ち切ることができるのか!?大人気時代小説シリーズ、第十三弾!
著者等紹介
稲葉稔[イナバミノル]
1955年熊本県生まれ。脚本家などを経て、94年に作家デビュー。冒険小説、ハードボイルドを皮切りに、近年は時代小説に力を注いでいる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
63
浪人奉行 13巻。浪人奉行を支える枡屋九右衛門、かって岩城升屋に押し込みに入った賊への敵討ちの依頼、難題もきっちりと解決でした。2022/11/09
ひさか
16
2022年8月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ13作目。浪人奉行を支える枡屋九右衛門の仇の探索を進める兼四郎達。永尋ね案件の解決なるか…という展開を経て、途中に官兵衛が腕を痛め、ちょっとしたハラハラドキドキもあって楽しめました。この仕事辞めようかなー的ひと幕も含めて見事大団円にまとめるところは偉大なるマンネリ維持路線のたまものであります。2022/09/25
犀門
2
No.096★★★★☆2022/11/22