双葉文庫<br> 花街の仇討ち―おれは一万石

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双葉文庫
花街の仇討ち―おれは一万石

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575670981
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

出版社内容情報

先代藩主正森の頃から三十年にわたって仇を追っているという高岡藩の下士と出会った正紀。その侍に本懐を遂げさせるべく助力することになった。一方、北町奉行所高積見廻り与力の山野辺は、女衒のもとから恋仲の娘を奪い返そうとする、貧乏御家人の三男坊に力を貸す。関わりのなさそうなこの二つの事件は、意外なところで交わり――。シリーズ第20弾!

内容説明

先代藩主正森の頃から三十年にわたって仇を追っているという高岡藩の下士と出会った正紀。その侍に本懐を遂げさせるべく助力することになった。一方、北町奉行所高積見廻り与力の山野辺は、女衒のもとから恋仲の娘を奪い返そうとする、貧乏御家人の三男坊に力を貸す。関わりのなさそうなこの二つの事件は、意外なところで交わり―。シリーズ第20弾!

著者等紹介

千野隆司[チノタカシ]
1951年東京生まれ。國學院大學文学部卒。90年「夜の道行」で第12回小説推理新人賞を受賞。「おれは一万石」シリーズと「長谷川平蔵人足寄場」シリーズで第7回歴史時代作家クラブ賞「シリーズ賞」を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ひさか

15
2022年3月双葉文庫刊。書き下ろし。シリーズ20作目。先代藩主正森の頃から仇を追う高岡藩の下士の仇討ちが縦糸で、横糸が与力の山野辺がかかわる武家の姉妹を手に入れようとする悪巧み事件。いつものメンバーに正森も加わっての後半の展開はややベタながらも痛快で、爽快でした。2022/04/30

qoop

9
シリーズ20冊目。これまで藩政という大事に奔走してきた主人公だが、本巻では打って変わって一藩士の窮状を救うため力を振るう。焦点のスケールが異なって見えるのでこのシリーズとは思えない内容とも思えたが、読み進むうち納得。未だ一枚岩とは云い難そうな藩の内情を鑑みれば、藩士ひとりひとりを(少なくとも主人公の中で)クローズアップさせる必要はあるのだろう。飛躍を前にしたステップボード的な一作だと思えた。2022/03/18

高橋 (犬塚)裕道

7
星3。一寸志向が変わって面白かったが、矢張りマンネリ感は否めない。ま、面白いから良いけど。2024/01/12

モーモー

7
シリーズもとうとう20作目。 ずっとお金に関わる話しが続いていましたが、今回は30年に渡って仇を追っている高岡藩下士の話し。 先々代の正森候とも雪解けの兆しがでてきており、少しづつ時が進んでますね2023/05/11

hiyu

5
非常に苦々しいというか醜い企みがあり、金策に駆けずり回る正紀とは異なる。仇討ちがメインの回。正紀と正森の関係性も幾分変わってきている。2022/06/13

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