出版社内容情報
野村胡堂の不朽の名作『銭形平次捕物控』。富籤が引き起こす殺人、庶民を震撼させた連続放火、傾城番付ならぬ色男番付など、江戸時代特有の習俗に絡んだ事件に平次親分が挑む! 昔も今も何度読んでも面白い、名作シリーズのテーマ別傑作集第5弾。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
3
スパッと解決。2022/07/13
ekoeko
1
平次親分の江戸時代の習俗に絡む事件6編。「生き葬い」は読んだことがある作品だった。楽しく読んだ。2020/09/25
ほげっひ
1
傑作集第五弾は「江戸風俗篇」。収録されているのは「富籤政談」「酒屋火事」「秤座政談」「生き葬い」「遠眼鏡の殿様」「美男番付」の六篇。事件の方は大体目星が付くようになってきましたが、「江戸風俗篇」というだけあって、富籤や火事など有名どころだけでなく、秤座や生前葬(のような道楽)等々を含め、当時の空気をより味わえるかのような作品集。平次は全然銭投げなくなってる代わりに、八五郎との掛け合いはより勢いがついております。八のおかげで平次の良さが増すのだね!と八贔屓の私は思い直しましたよ。2020/04/22