出版社内容情報
おまつら女四人が金を出し合って富札を買った。口入屋のおしまの初夢に弁天様のお告げがあったと聞き鼻で笑う浅間三左衛門だったが、女たちは百五十両の突留を引き当てる。一月前に当たり籤を手にした大工が何者かに殺されたこともあり、三左衛門は用心棒として換金に同道。だが悪い予感も大当たり、謎の賊が女たちに襲いかかる。庶民の夢を踏みにじる悪党に人情小太刀が炸裂する!! 傑作シリーズ第四弾。
内容説明
おまつら女四人が金を出し合い富札を買った。なんでも口入屋のおしまの初夢に弁天様のお告げがあったという。鼻で笑う浅間三左衛門だったが、女たちは見事、突留百五十両を引き当てる。折しも当たり籤を手にした大工が何者かに殺されたため、三左衛門は用心棒として換金に同道。だが悪い予感も大当たり、一行は謎の賊に襲われる。その裏には卑劣なカラクリがあった。庶民の夢を踏みにじる悪党に人情小太刀が炸裂する!!新装版、第四弾。
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、11年の会社勤めを経て文筆の世界へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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やま
98
照れ降れ長屋風聞帖4作目「新装版」 2020.02発行。字の大きさは…中。 供養蕎麦、大黒の涙、富の突留札、江ノ島詣での4話。 富田流小太刀の遣いて浅間三左衛門は、仲人稼業「十分一屋」を営むおまつに食わして貰っているが、困った者を見ると放っておけず、お節介を焼く人情小太刀物語。 この三左衛門の醸し出す柔らかさ、ほがらかさが物語を柔らかく包んでいます。 そして、おまつの気風の良さが物語を明るく爽やかにしています。 記憶を失った美しい若い武家の妻女が、いいアクセントになっている「江ノ島詣で」が面白かったです。2020/07/28
とし
69
新装版・照れ降れ長屋風聞帖「富の突留札」4巻。半四郎さんと雪乃さんの進展を楽しみにしているがなかなか進まないですね。2021/07/26
へたれのけい
1
おいおい、最後に決闘かとおもいきや・・・ これがこの物語のベースとなるのかな2024/05/09
onakagayowayowa
0
面白い〜。最後にライバルが出現。また出てくるんだろうな。良い人みたいだから、仲間になるといいなぁ。2023/12/28