出版社内容情報
野村胡堂の不朽の名作『銭形平次捕物控』。娘とみれば岡惚ればかり、いまだ独り身の八五郎が巻き込まれる事件の真相に明神下の平次親分が挑む! 昔も今も何度読んでも面白い、名作シリーズのテーマ別傑作集第4弾。
内容説明
「大変だ、大変だ!」と平次親分の家に駆け込んでくるのは、言わずと知れたガラッ八こと八五郎。ちょいとおっちょこちょいで、若い娘と見ればすぐに岡惚れする純情男が巻き込まれる6つの事件。銭形平次の相棒にして、お上から十手捕縄を預かる御用聞の迷推理をとくとご堪能あれ!名作シリーズのテーマ別傑作集第4弾。
著者等紹介
野村胡堂[ノムラコドウ]
1882年(明治15年)、岩手県紫波郡生まれ。東京帝国大学法科大学を中退後、報知新聞社に入社。1931年、「オール讀物」創刊号に『銭形平次捕物控』の第一作目を執筆。“あらえびす”の筆名で、音楽評論も行っていた。1963年(昭和38年)没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
史
3
名推理、粋裁定、良相棒。2022/07/10
勝也成瀬
3
このシリーズは4冊目。だいぶ読むのに慣れてきたかな。サブタイトル通り八五郎が大変でした。なんだなんだ言っても最後はやっぱり銭形平次が解決。しかし、八五郎のキャラもいい味出している。個人的には「八五郎の恋人」がいい。2020/03/23
ほげっひ
1
傑作集第四巻は、待ってました(?)の“八五郎大変篇”!いや、文字通り、八五郎が大変でした。「人魚の死」「八五郎の恋」「ガラッ八祝言」「お長屋碁会」「女護の島異変」「八五郎の恋人」の6編。どれも八五郎の人の良さが溢れかえっております。個人的には「お長屋碁会」にほっこりし、「ガラッ八祝言」でしんみり。八五郎の幸せは何処にか…。しかし、適材適所というのか、やっぱり平次がピシッと締めてくれるとガラッ八の良さがより一層引き立つ気がします。ええコンビやなぁ( ´ ▽ ` )2020/02/21
レフ
0
意外にもメルカトル鮎っぽいな銭形。2022/09/16