出版社内容情報
神田で評判の旨い飯屋「まないた」。二十歳のおはるはまだまだ半人前だが、店を継ぐ決意を固めるには固めた。父・千吉に認めてもらい、少しずつ料理を教えてもらうわ――しかし、千吉が体を悪くし、独り立ちの日は思ったよりもずっと早くに迫ってきた。まず鍋なら店に出せるものも作れるだろうという千吉に付いて、おはるが頑張った結果……。明るいおはるが福を呼ぶ、好評シリーズ第3弾!
内容説明
神田で判評の旨い飯屋「まないた」。お運びをして手伝っている二十歳のおはるはまだまだ半人前だが、店を継ぐ決意は固まった。父・千吉にその覚悟を認めてもらい、少しずつ料理を教えてもらって―しかし、千吉が体を悪くし、独り立ちへの求めはずっと早くに迫ってきた。まず鍋なら店に出せるものも作れるだろうという千吉について、おはるが頑張った結果…。明るいおはるが福を呼ぶ、人気シリーズ第3弾!
著者等紹介
槇あおい[マキアオイ]
あたたかい人情物のなかにミステリー色を織り込むのを得意とする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
むつこ
27
シリーズ3作目。父・千吉が体調を崩しヒロイン・おはるが包丁を握ることになる展開に周囲の協力が気持ちよい。悪い人が出てこない素直な娘ちゃんの成長物語。2020/11/19
ゆっくりさん
9
3巻目。千吉さんとおとよが心配です。どうにか幸せになってほしいのでおはるには頑張ってもらわないとです。今回の料理は同じ季節柄になり食欲が湧いてきます。茄子の辛味噌焼き、茸の炊き込みご飯、新米には生卵か納豆か、塩鮭も最高です。栗おこわのお弁当、鮭といくらの親子丼、お揚げと葱の天ぷら、稲荷寿司にあっさり鶏つくね鍋と旨味の強い味噌つくね鍋、力強い牡丹鍋。これからお鍋の美味しい季節です。福太郎さんの妹さんや又兵衛さんの娘さんも登場し、徐々にレギュラー陣が増えていき楽しみも膨らんでいきます。2020/10/02
さいちゃん
7
父仙吉が営む神田のおいしい飯屋「まないた」でお運びとして手伝っていたおはるが、父が体を悪くした代わりに店を継ごうと立ち向かう姿を人情と成長を織り交ぜて綴られている心が温まる時代物。最終的に温かい空気に包まれたお話となっているので穏やかな気持ちで読み終えることができる。女としての幸せもつかめる展開を期待したい。2020/09/29
千日紅
5
★4 内容(「BOOK」データベースより) 神田で判評の旨い飯屋「まないた」。お運びをして手伝っている二十歳のおはるはまだまだ半人前だが、店を継ぐ決意は固まった。父・千吉にその覚悟を認めてもらい、少しずつ料理を教えてもらって―しかし、千吉が体を悪くし、独り立ちへの求めはずっと早くに迫ってきた。まず鍋なら店に出せるものも作れるだろうという千吉について、おはるが頑張った結果…。明るいおはるが福を呼ぶ、人気シリーズ第3弾!2020/10/04
夏月
4
ようやく決心がついて、さて、これからって時に。どうしてこう不遇なんだろう。でも、きっといい方に向かうさ。2020/02/01