出版社内容情報
唯一の身内である弟を医者にすべく、阿漕な金貸しをしてまで仕送りする姉。だが弟は修業先の京から江戸へと密かに逃げ帰っていた。姉の急病を治療した桂千鶴は、同じ医術を志す者として弟に手を差し伸べるが、その厚意は思わぬ事件へと繋がってしまう。追い打ちをかけるように、千鶴の想い人、菊池求馬に大坂勤番の命が下る。累計九十五万部突破の超人気シリーズ、激動の第十二弾！
内容説明
唯一の身内である弟を医者にすべく、阿漕な金貸しをしてまで仕送りする姉。だが弟は修業先の京から江戸へと密かに逃げ帰っていた。姉の急病を治療した桂千鶴は、同じ医術を志す者として弟に手を差し伸べるが、その厚意は思わぬ事件へと繋がってしまう。追い打ちをかけるように、千鶴の想い人、菊池求馬に大坂勤番の命が下る。累計九十五万部突破の超人気シリーズ、激動の第十二弾！
著者等紹介
藤原緋沙子［フジワラヒサコ］
高知県生まれ。立命館大学文学部史学科卒。小松左京主宰「創翔塾」出身（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
76
藍染袴お匙帖｢藁一本｣12巻。最後は菊池求馬が｢大坂から帰ってから伝えよう・・・大坂から帰ってくるまで、誰とも結婚しないで・・・・｣｢俺は、千鶴殿を妻にしたい｣と告白したので最終完かと思いましたが4月次巻が出版されるようです、楽しみです。2020/12/12
真理そら
45
やっと求馬が千鶴にプロポーズした。求馬はここから1年間大阪住みになるので次巻がどうなるのか楽しみだ。千鶴が御目見得医師候補になっているがこの決着も次巻待ち。「桜狩」は殺し屋、仇討、叶わぬ恋等々盛り沢山だったけれどこの作者らしく後味良くすっきりした結末だった。2019/10/05
山猫
20
いくつか気になる言い回しはあるものの、概ね安心して読めるのがこのシリーズ。長い長い春を経て、ようやく夫婦への道筋が見えてきたと言えるが、おたよ様が姑様になるとは千鶴先生もなかなかに難儀なことである。二つの物語の両方に仇の話、そして医者の本分が絡んできて、考えさせられることも多かった。2019/03/31
のん
14
藍染袴お匙帖、久しぶりの最新作。 千鶴、求馬、共に新しい展開。 千鶴の医師としての生き方は、いつもこきみよい。 好きなシリーズ。2019/04/05
ごへいもち
10
読みやすいのでサクサク2024/08/28
