出版社内容情報
将軍に献上された巨大犬「仁王丸」を飼い馴らす、という難事を見事成し遂げた旗本・小笠原官兵衛。一躍名を挙げた官兵衛にあちこちの座敷から声がかかるようになり、ついには老中・田沼意次の屋敷に召されることに。折しも、将軍・家治の後継として、その実弟である清水重好と一橋豊千代が競っていた。一橋派と見なされる意次が官兵衛に秋波を送るのは何故か? 気弱な官兵衛の心は千々に乱れる……。笑いあり涙ありの御犬時代小説、待望のシリーズ第2弾! 書き下ろし時代小説
経塚 丸雄[キョウヅカ マルオ]
著・文・その他
内容説明
公方様にも咆えかかる巨躯の無礼犬「仁王丸」を見事に手懐けた小笠原官兵衛。幕閣の覚えめでたきは良きことなれど、そのせいで将軍・家治公の世継ぎをめぐる一橋家と清水家の御三卿同士の争いに巻き込まれてしまう。清水卿の心優しき人柄に惹かれる官兵衛だが、一橋家を推す老中・田沼意次派の御書院番士・長谷川平蔵からも迫られ、心は千々に乱れる。さらには、小納戸御犬番の同僚であり奇人変人として有名な長谷川外記と、長女・文との間に縁談まで持ち上がり、官兵衛の苦悩は汲めども尽きぬ。
著者等紹介
経塚丸雄[キョウズカマルオ]
中央大学法学部卒業後、脚本家として活躍。主な担当作品に映画「連弾」(第25回城戸賞入選)などがある。時代小説デビューとなった「旗本金融道」シリーズ『銭が情けの新次郎』『銭が仇の新次郎』『馬鹿と情けの新次郎』『斬るも情けの新次郎』『情けが宝の新次郎』(双葉文庫)で、第6回歴史時代作家クラブ賞新人賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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