出版社内容情報
天明七年、江戸市中は飢饉の影響で混迷を極めていた。その一方で長らくのあいだ長岡玄蕃から裏の役目の命は下されず、手下の白澤を晒したことに対する報復を恐れていた八品商の元締めも鳴りを潜めていたため、忠兵衛はおぶんと重太郎とともに束の間の平穏を味わっていた。だがそれは、帳尻屋を襲う未曾有の大嵐の前の静けさに過ぎなかった――。最凶の敵を相手にした空前絶後の闘いの結末は!? 大人気シリーズ、ここに堂々完結!!
坂岡 真[サカオカ シン]
著・文・その他
内容説明
天明七年、江戸市中は飢饉の影響で混迷を極めていた。一方で長らく長岡玄蕃から裏の役目の命は下されず、手下の白澤を晒したことへの報復を恐れた八品商の元締めも鳴りを潜めていた。そのおかげで忠兵衛はおぶんや重太郎と束の間の平穏を味わっていたが、それは帳尻屋を襲う大嵐の前の静けさに過ぎなかった―。最凶の敵を相手にした空前絶後の闘い。結末はいかに!?大人気シリーズ、ここに堂々完結!!
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、11年の会社勤めを経て文筆の世界へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
97
帳尻屋仕置「激突」7巻。忠兵衛の実の父と弟分の諸悪を、最後は大きな大きな帳尻仕置になりましたね、最終巻になってしまいましたねちょっと寂しい感ありですが、。2018/09/27
KAZOO
86
帳尻屋シリーズ(始末3作、仕置7作)の最後になる作品です。今回は、ダボ鯊こと影の仕事の依頼人の与力から義弟の捜査を頼まれます。これが発端となり、4つの話があるのですがつながっていて一つの長編のような話となっています。主人公の生い立ちなども明らかになり、さらには今までかかわってきた人物なども亡くなったりします。最後はいつも通りですが楽しめました。まだ坂岡さんのシリーズは他にもある(双葉文庫、祥伝社文庫)のでそちらに手を付けようかと思っています。2025/06/05
ベルるるる
19
壮絶な戦いだった・・・。だぼ鯊も八品商の元締めも与志も梵天もみんな死んでしまった。左近でさえ怪我をしたし、源八郎は生死の境をさまよう大怪我をした。2019/05/31
ツキノ
16
【最終巻】このシリーズ、巻を追うごとにおもしろくなっていった。斬られたときの描写が短文ながらエグく感じてしまったけれど、それ以外は堪能した。天明7年「だぼ鯊の頼み」「針の筵」米騒動。令和の今もだ!「崖っぷち」与志が…「激突」いちばんの見せ場が表紙になっている。決着。曲淵甲斐守に託した十万両。2018年7月発行2025/05/27
ひさか
7
2018年7月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ7作目。4つの連作短編形式だが、実質は長編。抜かずの又四郎も出てきてオールキャストによる展開は最終巻にふさわしい。2019/01/14
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- 和書
- 112日間のママ