出版社内容情報
佐伯泰英[サエキ ヤスヒデ]
著・文・その他
内容説明
人吉城下のタイ捨流丸目道場での修行を終えた坂崎空也は、仇討ちを企む薩摩の東郷示現流・酒匂兵衛入道一派の刺客から逃れるため、五島列島の福江島へと向かった。平和な島で剣術稽古に励んでいたが、そこにも刺客は忍び寄り、空也はさらに北へ、隠れ切支丹と異人剣士が潜む野崎島へと辿り着く。累計2000万部突破「居眠り磐音 江戸双紙」に続く新たな物語。試練の三番勝負が始まる!
著者等紹介
佐伯泰英[サエキヤスヒデ]
1942年、北九州市生まれ。日本大学芸術学部映画学科卒。デビュー作『闘牛』以後、スペインをテーマにした作品を発表。99年、初の時代小説『密命』を皮切りに次々と作品を刊行、時代小説の旗手として高い評価を得る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
111
空也十番勝負 青春篇「剣と十字架」3巻。空也さん、素直で礼儀正しく真っ直ぐな心根、気持ち良くさせてくれますね。江戸居る磐音シリーズのメンバーも登場して緊迫した場面も和やかに良い間合いですね。四番勝負が楽しみですね。2018/03/02
KAZOO
109
佐伯さんの時代小説最新刊です。熊本から今度は五島列島まで逃げていきますが、そこまで薩摩示現流が追いかけてきます。江戸では主人公のライバルとなるであろう人物が父親の道場で研鑽を積み始めます。五島列島の最北端に近い小さな島で異国の剣士との第三番勝負を行いやはり勝ちます。いつもながらあっという間に読んでしまいます。2018/01/05
よむよむ
52
空也さんの人の良さ、好かれ易さは間違いなくお父様譲りだねぇ そして薩摩の方々はほんっと、しつこいね〜!まあ、どこかでしっかり決着は付けるかと思われますが。ちょっと腑に落ちないのは、異国の方は何故あのような事を?という事です。願いは世界平和〜(?)2018/03/26
はつばあば
50
以前熊本から五島列島に行ったその前にこの本と仲良くなっておけばよかったと。この本の風景描写が思い出を鮮明にしてくれる。相も変わらず人の助けを受けながらヤバい奴をやっつける。もしや今じゃ父親の磐音を抜く技量かも(^^;。いやいやまだ父も他の門弟も負けじと頑張るぞと声が聴こえそうなくらい江戸の話も頻繫に。・・しかし西洋の神父様も罪な男よのう。さて次は2022/03/23
雅
41
爽やかで真っ直ぐで気持ちがいいですね。2018/09/28