出版社内容情報
鈴木英治[スズキ エイジ]
著・文・その他
内容説明
友垣を見舞いに品川に行くと言い残し、秀士館から姿を消した医者の雄哲。さらにその後を追うように、雄哲の助手だった一之輔も行方を晦ました。二人を案じる湯瀬直之進ら秀士館の面々は、南町同心の樺山富士太郎と中間の珠吉に品川での探索を依頼する。一方、倉田佐之助と秀士館教授方で薬種問屋古笹屋のあるじ民之助は江戸を発ち、川越街道を北上していた。書き下ろし人気シリーズ第三十八弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
104
口入屋用心棒「武者鼠の爪」38巻。推理、剣技共左之助さん活躍ばかりが目立ちましたね、それに家族を思う気持ちが前面にそこは直之進近づきましたね、直之進さん骨折中の為仕方が無いですね、次巻の活躍を期待しましょう。2018/01/27
ぶんぶん
19
【図書館】シリーズ、第三十八弾! 今回は品川に行くと言って所在が判らなくなった「雄哲」を探す、直之進と佐之助ら活躍を描く。 調べを続けると、お家騒動があり忍びの暗躍と複雑に絡まった糸が。 前回で室谷半兵衛に叩き折られた左腕が使えぬ上に、沼里で受けた右腕も充分では無い。 今回は脇役に徹すると思いきや、又しても無理をしてしまう。 忍びを蹴散らし、最後まで活躍したのは佐之助であった。 つくづく、佐之助の友情を感じる直之進であった。2023/09/23
蕭白
6
序盤の仰々しさの割にはあっけない幕切れでした。2018/06/13
わたしは元気
5
ずっと、行方不明だった雄哲先生、川越で無事発見。 川越藩の内紛に巻き込まれたけれど、佐之助と直之進の活躍で解決して、江戸に帰ることに。 直之進の手も雄哲先生にやっと診てもらえるのかな。2023/04/21
ひさか
5
2017年9月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ38作目。むしゃねずみだと思っていました。ムササビだとは知りませんでした。珍しく、一話完結のお話です。可もなく不可もなしというところです。2017/12/11