出版社内容情報
鳥羽 亮[トバ リョウ]
著・文・その他
内容説明
源九郎が「浜乃屋」に顔を出すと、お吟が「親分」と呼ばれる初老の男・猪七と深刻そうに話をしていた。猪七は、お吟の亡き父の仕事仲間だったという。数日後、お吟と猪七が浜乃屋の前でならず者に襲われ、はぐれ長屋まで命からがら逃げてきた。どうやら、その裏には掏摸同士の縄張り争いがあるようなのだ。お吟を守るため、源九郎たちは下手人を探り始める。大好評シリーズ第四十弾!
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
98
はぐれ長屋の用心棒「源九郎の涙」40巻。源九郎さんの仲間に不幸があったのかとドキリ、お吟さんの危機を救ったんですね。源九郎さんとお吟さん一緒になれば良いのにね。2018/02/07
いつでも母さん
91
シリーズ40巻目。今回はお吟が絡むから、いつも以上に?源九郎ガンバル!一緒になることになんの支障もないだろうに・・でもたまに会うからいいのかなぁ(笑)それにしても菅井の旦那の将棋、将棋には笑える。今回も安定の巻でございました。それが心地良いのだ。2017/08/28
toshi
6
今回の依頼人はお吟さんの昔の仲間。 菅井は何度も言われてしまった。「居合が抜いたな。」2020/07/25
昌子♪♪
4
久々の源九郎さん!相変わらずのサクサクで…。それはそれなりに面白い。2018/04/08
ひさか
4
2017年8月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ40作目。つきあいの長いお吟の危機に立ち向う源九郎ですが、「源九郎の涙」までは、言い過ぎかな。硬派の鳥羽さんらしい流れですが、もう少し人情側に傾いても良かったのにねぇ。2017/10/16