出版社内容情報
坂岡 真[サカオカ シン]
著・文・その他
内容説明
浜町の為替両替商が押しこみに遭い、一家惨殺という陰惨な事件が起きた。北町奉行所内与力の長岡玄蕃により事件の顛末を知らされた蛙屋忠兵衛は賊である龍神一味を捜すよう命じられる。さっそく動きだした忠兵衛だが、訪れたさきで、島帰りとおぼしき入墨がはいった男のすがたを目にし―。帳尻屋に新たな仲間が登場!蔓延る悪に引導を渡す、闇の男たちの活躍を描く、大人気シリーズ、激動の第五弾!!
著者等紹介
坂岡真[サカオカシン]
1961年新潟県生まれ。早稲田大学卒業後、11年の会社勤めを経て文筆の世界へ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
103
帳尻屋仕置「凶賊」5巻。闇の大物、八品商の元締め喜楽屋四郎兵衛があちこちで絡んできますね、黒石源八郎さんが新たに仲間に加わりましたが、さてさて次巻は大きな帳尻仕置があるのかな。2018/02/02
いつでも母さん
93
シリーズ5巻目。忠兵衛さんよ、八品商の元締め・喜楽屋四郎兵衛は闇をも束ねる大物ですよ・・たとえ人は五分と五分だと言ったって、どうにもこっちの気持ちが落ち着かないのよ。新たな仲間も今一つ魅力が・・(汗)そろそろ事が大きく動く気配を孕んで次を待つ。2017/09/24
KAZOO
85
坂岡さんの帳尻屋仕置シリーズの5作目で、今回は仲間の一人で剣の達人ではあるがその刀を抜かない頭突きをよくする人物は嫁をめとり奉公先ができたので退場してしまいます。そこで新しい人物が出てきます。この人物も刀が赤さびで使い物にはならないが、小太刀をよくする人物です。人がよさそうです。相も変わらずそれぞれ特徴のある帳尻屋の面々で勧善懲悪で気持ちをすっきりさせてくれます。2025/05/27
ベルるるる
20
喜楽屋四郎兵衛という怖ろしい闇の元締めがひたひたと忠兵衛の近くに迫ってきて不穏な空気が漂っている。抜かずの又四郎に代わる新しい仲間の黒石源八郎登場。2019/05/03
ツキノ
16
「一寸の見切り」山出し侍・石黒源八郎登場。小太刀の達人。四年前に父を殺され、仇討ちをするが、さらに謎が。「あんたにゃ世直し明神の資質がある」と口説く忠兵衛。「凶賊」龍神一味の首魁・捨五郎。悪党の素性はわからない。一味を助けているのは八品商の元締め。忠兵衛の元盗人の勘。「穴太(あのう)の頭」だぼ鯊から石や土を運ぶ人足を集めよという指示。千代田城内へ。大工と石工の確執。父と息子のおもい。忠兵衛、元締めと対面。2017年7月発行2025/05/06
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- 和書
- 断易文法天玄賦通解