出版社内容情報
芝村凉也[シバムラ リョウヤ]
著・文・その他
内容説明
辻斬りを行っていた大身旗本池端家の嫡男縫之助を成敗し、首と引き換えに大金をせしめた左門は気侭な日々を過ごしていた。一方、嫡男を討たれた池端家では正室の満流が、実家の父である西丸留守居水島大膳正に、仇討ちを依頼。ある思惑を胸に娘の願いを聞き入れた大膳正は、腹心に縫之助殺害の下手人を捜し出し始末するよう命じる―。究極の無頼漢、三日日左門の活躍を描く、人気シリーズ第七弾!
著者等紹介
芝村凉也[シバムラリョウヤ]
1961年宮城県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。二十数年のサラリーマン生活を経て著述活動に入る。2011年「返り忠兵衛江戸見聞」シリーズにてデビュー。重厚な筆致と優れた人物描写で話題となり、人気を博す。「素浪人半四郎百鬼夜行」シリーズ(講談社文庫)が「この時代小説がすごい!2016年版」(宝島社)にて文庫書き下ろし部門5位に選出されるなど、時代小説界の期待の星として大きな注目を集めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ニッキー
3
前作の続き。 お家の跡目相続と、前作の仇討ちが絡み、色んなしがらみの相手方が登場。 標題の哀歌とは、そんなお家相続に巻き込まれ命を落とす三男坊と半玉のこと。三日日左門は、そんな仇討ちの相手との勝負て、必殺技を編み出したのか⁉️2017/03/04
kazukitti
1
前巻で叩き斬ったボンクラ旗本の辻斬りカス若様の件が尾を引いて、そこのお家騒動とバカ母親のボンクラ旗本実家のお家騒動を左門がサックリと無頼流解決といけばいいけど、まぁそんな巧くは運ばないw 後味も微妙に悪しw まぁタイトル通りの遣る瀬無い世間から来世に逃げるように心中って流れはある意味時代劇のテンプレ。そこを左門がどう関わるかで、最初の青砥家みたいにいけばいいけど、スーサイドの救いの無さが、左門が無頼儲け話をフイにした原因なんだろうけど、まぁシンドイw2019/06/17
シーナス
0
なんか、中途半端、続きとして読む人はいいけど、この巻だけを読む人がいたらちょっとかわいそうな気がする。2018/05/15
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