出版社内容情報
鳥羽 亮[トバ リョウ]
著・文・その他
内容説明
若い娘が長屋近くで武士に襲われた。近くにいた菅井紋太夫が娘を助け、身元を聞くと、さる大名家の家臣の娘で、親の敵討ちで江戸に出てきたという。ひとまず、娘を長屋に匿うことにしたが、ある日、数名の藩士が長屋を訪れ、「敵討ちの助太刀」を頼んできた。源九郎たちはその頼みを聞き入れるが、新たな刺客が現れ…。シリーズ第三十六弾!書き下ろし長編時代小説。
著者等紹介
鳥羽亮[トバリョウ]
1946年、埼玉県生まれ。埼玉大学教育学部卒業。1990年、『剣の道殺人事件』で第36回江戸川乱歩賞を受賞し、作家デビュー。剣豪・人情時代小説で活躍中(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
107
はぐれ長屋の用心棒「悲恋の太刀」36巻。はぐれ長屋の住人総登場でいつもの展開読みやすくて良いですね、今回は菅井紋太夫が中心で紋太夫の別の一面が見ることが出来ましたね。2016/08/13
toshi
10
今回は源九郎も敵いそうもないほどの強敵が現れる。 イメトレを重ねてページが残りわずかになったところで最後は割と呆気なく勝ってしまうところがいかにもこの物語らしい。 果たしてタイトルの悲恋はどこから来てるのか? 今回は菅井が大活躍。2017/03/23
あかんべ
5
対決すること三回。一度は菅井とふたりがかり。本当に強い相手だった。2016/05/30
史
2
思い出の面影の仇を打つために、長屋の民は助太刀する。2022/02/12
ひさか
2
2016年4月双葉文庫刊。書下ろし。シリーズ36作め。菅井が仇持ちの娘を救い、長屋の人々と一緒に、仇討を遂げるまでの話ですが、このシュチエーションは、以前にもあったような感じで、繰り返しのマンネリ気味。鳥羽さんで、読んでるのは、はぐれ長屋だけになったのですが、ぼつぼつ、コレも、飽きてきました。2016/06/21