出版社内容情報
藤井 邦夫[フジイ クニオ]
著・文・その他
内容説明
日本橋室町の呉服問屋「吉野屋」に忍び込んだ盗賊唐獅子の市蔵一味が、金を奪って引き上げようとした矢先、火付盗賊改方に包囲され御用となった。火盗改に就任以来、立て続けに盗賊を捕縛する矢崎采女正の手腕に疑念を抱き、その周辺を探り始めた眠り猫の勘兵衛は、難を逃れた唐獅子一味の音吉の隠れ家を突き止めるが…。人気書き下ろしシリーズ第六弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年、北海道旭川生まれ。テレビドラマの脚本家、監督を経て、2002年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
119
日溜り勘兵衛極意帖「盗賊狩り」6巻。(花見時)眠り猫の本領発揮実に鮮やかな手並みでしたね、盗まれた方にも手並みに感心し悔しがるより喜ばれるとは、増々面白くなりますね。弥平次さんや久蔵さんを絡ませたら面白そうですが(笑)。2015/11/08
いつでも母さん
73
眠り猫シリーズ6弾。脚本のような文体がサクサク読める。今回も良い!特にタイトルの『盗賊狩り』が良い!胸がスカッとした(笑)義賊にだって、いや、義賊だからこその『仁義』と『矜持』好きだ!このシリーズのラスト(もうその心配・・笑)は想像に難くないが出来るだけ続けて欲しいな。2015/11/09
真理そら
18
『雪時雨』の冒頭の鴨鍋がおいしそう。表題作は鬼平シリーズを盗賊側から見るとこうなるのかな、とやや複雑な気分で読み進んでいたが、読み終えた時にはすっきりした気分になった。一番好きなのは『老黒猫』飼い主に恵まれているのはこの黒猫ちゃんの人徳(猫徳)故かも。2018/12/23
小梅さん。
10
なんと、火盗改と戦うとは。 見事な作戦、見事なチームワーク。 盗賊はもちろん、悪人。だけど、外道働きを許さないその冷徹なまでの姿勢は、かっこいい。2017/04/22
あかんべ
7
盗賊改めの矢崎との戦いで、そうだ、勘兵衛に味方していいものかと改めて気付く 悪だけどかっこいいのだ。2016/01/09