内容説明
文武両道の学問所設立を目指す佐賀大左衛門は、剣術指南方の師範代として湯瀬直之進と倉田佐之助の二人を迎え入れようとしていた。そんな折り、大左衛門の屋敷を旗本岩清水家の用人が訪い、若年寄遠藤信濃守に進呈するに相応しい刀の鑑定を依頼してきた。だがこの刀選びが元で、大左衛門の身にとんでもない災難が降りかかる。人気書き下ろしシリーズ第三十弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
122
口入屋用心棒「目利きの難」30巻。今回は佐之助さんが活躍各巻ごとに主役?が変わるんですが、次巻は誰がと思い待つのも楽しいかな、富士太郎に災いがある様の終わり方でした。2015/11/30
真理そら
27
目利きの佐賀様に災難が!佐之助大活躍。2019/05/05
rakim
9
しばらく積ん読本になっていたシリーズもの。名刀の鑑定に絡む問題はけっこう読み応えがありました。今回は佐之助さんが冴えてます。2016/01/05
あかんべ
7
佐之助大活躍。怪我をしてから、たいした活躍がなかったから、こんなにやれる人だったかと思うほど。一つ悪事を働くと、辻褄あわせに悪事を重ね、墓穴をほる。シリーズ終わりそうになると最後のページに思わせぶりは、悩ましい。2015/07/01
kazukitti
3
久し振りに読んだんで前巻の内容忘れてたw この意識高い系旗本だれー?って感じだったけど、特に問題なく読めた。主人公のこうハンパに優等生な小学生みたいなことあるごとに「自分はこういう良いことをやってこう」とか一々心に思うのが、改めてみるとちょっと足りないのか?とか思ったんだけど、まぁ確かに直之進はある意味足りないのでこんなモンかもねーとか、そういや同作者の重兵衛もそんなキャラだからテンプレなのかもなーとかw この巻は佐之助がメインて感じだったかな。すっかり仲間面なんだけど、もっとベジータ色残ってる方がいいw2017/06/27