双葉文庫
憂き世往来―御家人無頼蹴飛ばし左門

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  • サイズ 文庫判/ページ数 319p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575667134
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

本所南割下水に住まう御家人、三日日左門の屋敷の近所に元旗本の青砥家の兄妹が越してきた。父の不祥事により、禄を減らされお役を取り上げられた二人はお家の再興を願うが、妹の智与の美貌に目をつけた無法の集団が蠢きだす―。紛うことなきサンピンなれど、頭も腕も天下一品。気が向かなければ動かぬが、ひとたび動けば華麗に蹴飛ばす、圧巻の無頼漢、三日日左門の活躍を描く、注目の新シリーズ!

著者等紹介

芝村凉也[シバムラリョウヤ]
1961年宮城県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。二十数年のサラリーマン生活を経て著述活動に入る。2011年「返り忠兵衛江戸見聞」シリーズにてデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちゅう

3
無頼の御家人、蹴飛ばし左門こと、三日日左門。だらしなくて、しょーもないが、ものすごーく強い。そして実は、優しくて、頭も良かったりする。元旗本の兄妹が、世間知らずのため、騙されるのを救う。だんだん最初の雰囲気と、違ってくるので、あれ?と思う。いまひとつ、左門に魅力を感じない。なんだか惜しい。面白くないわけじゃないんだけど。2022/02/24

poefan

3
新しい主人公、蹴飛ばし左門は天衣無縫そうで面白い。「返り忠兵衛」と全く異なる。頼まれもしないのに難事を解決する。しかも荒業放題かと思いきや、痒いところに手が届く綿密さを併せ持つ。一触即発の場面の描写は文句なく緊密で今作もすぐに引き込まれた。懐の深そうな左門に期待できる。2015/08/04

M2

3
貫太が可愛い。忠兵衛の与茂平を思い出した。主役の左門さんは格好いいけど今ひとつ人柄が掴みにくかった。次巻以降に期待かな。2015/06/21

Abercrombie

2
出だしはそれなりだったけど、結局ちぐはぐなストーリーで終わった。猿公と熊公はほったらかしか。2021/02/10

kazukitti

2
芝村さんはやっぱ説明不足なんだと思う。雰囲気とかそういう流れとか芸風とか敢えて語らないとかでなく、やっぱりちょっと足りないんじゃないかな。主人公が何やりたいのか見えない=キャラの立ちが悪いって感じになっちゃってるというわけではないんだけど、もうちょっと状況とかの説明は欲しい。全体的にぼんやりと「雰囲気」だけになっちゃってる感じ。返り忠とか半四郎よりはよくなってるのかな。面白いんだけどもうちょっと欲しいw2019/05/07

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