内容説明
本所のボロ長屋で不遇をかこつ剣豪「鬼がらす」こと烏森堅四郎の隣に、花形役者の揚羽恋之介が越してきた。長屋の女たちを目で殺す恋之介に猛反発する堅四郎。だが、否応なく観に行かされた恋之介の芝居に大感激し、一転弟子入りを志願する。国惑する恋之介は無理難題をふっかけるが―!?前代未聞の凸凹師弟が、お江戸の難事件を鮮やかに解決!ドラマ『猫侍』で注目の黒木久勝が放つ痛快デビュー作。
著者等紹介
黒木久勝[クロキヒサカツ]
1973年、大阪市出身。高校卒業後、映画『東京フィスト』のスタッフとして参加するために上京。以降、塚本晋也監督の助監督を務める。また、フリーのディレクターとして、テレビ番組制作に従事。2007年、映画『悪夢探偵』で脚本家デビュー。『剣客花道 鬼がらす恋芝居(一)』(双葉文庫)が自身初の小説となる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ごへいもち
7
雑2024/12/08
めにい
3
猫侍を書いた人?という興味で読む。登場人物の組み合わせもなかなかと思うのだが、文章も表現も荒い印象。続きが出れば読むとは思うが・・・2015/02/01
Suzu
0
お初の作家さん。剣一筋の浪人、鬼がらすが通り名の烏森堅四郎が暮らす長屋に揚羽恋之介という役者が引っ越してきた。彼の芝居を観て感激した堅四郎は恋之介に弟子入りするというかなり無理のある設定。でも意外と面白かった。おさなの薬膳雑炊も凄まじそうだし。堅四郎と恋之介コンビの活躍が楽しみ。そして次巻に進む。2020/02/23