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双葉文庫
翔る合戦屋

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  • サイズ 文庫判/ページ数 388p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784575666618
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

天文一九年(一五五〇年)夏、武田の信濃への侵攻はますます激しくなっていた。中信濃を舞台に、村上、小笠原、遠藤を中心とした信濃勢と、武田晴信の最後の戦いの火蓋が、ついに切って落とされる。真田幸隆、仁科盛明など名だたる豪将がせめぎ合うなか、石堂一徹は、再び天下という夢に向かって動きだす―大人気シリーズ、ついに完結!

著者等紹介

北沢秋[キタザワシュウ]
東京大学工学部卒業。会社員生活を経て、執筆活動に専念する(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

再び読書

61
一徹が死なずに再起を図る、少し出来過ぎの出だしから始まる。すぐに武田晴信との戦いに入り、仁科盛明との掛け合いも面白い。しかし、一作目ほどの面白さは無い。架空の人物なのだから、思い切って史実との整合性には拘らなくてもよかったと思う。少し、そこに拘る事で物語のスケールが阻害された感がする。最後はハッピーエンドなので、良しとします。確かに他の方のレビューにもありましたが、謙信の軍師で信玄と対戦するというのも歴史フィクションとして面白そうですね。「奔る」の村上義明の衰えも印象的でした。今大河は真田丸、祖父の時代2016/06/24

hnzwd

50
合戦屋シリーズ第三弾。架空の武将、石堂一徹の活躍が描かれるこのシリーズは、合戦シーンのスピード感がよく、いつも一気読みさせられてしまいます。時代が最近読んだ信玄の軍配者と完全に重なるため、歴史の流れをそれぞれの視点から見られるのが非常に楽しかったです。2014/04/03

yu

36
読了。 石堂一徹の軍師としての歴史に一区切り。 ラストの会話がなんとも身に染みた。一徹の意志とは反する時代の流れが、その先の一徹と若菜の人生をどう左右するのか。すごく気になる終わり方。敢えてここで、物語に線を引く展開に痺れた。寂しさもありつつ、平穏な生活を送れることを祈りつつ、それでも一徹の軍師としての活躍を夢見つつ。その後の展開を読者に委ねられているようで、この終わり方は中々好みだったりする。2017/03/31

佳乃

31
あんなに突っ走っていた一徹さまが、どんな時も戦場では感情も現さなかった一徹さまが、なんとまぁ・・・でもどんな時も完璧な人はいないからなんかそのときの一徹さまが本当に人間らしく一人の人として良かったと思うのです。そして、その機を境に本当の自分とは・・・と思考する一徹さまは若菜さまの支えもあって人としてなんかとても成長したように思う。朝日さま、若菜さまどちらも一徹さまにはかけがえもなく大きな支えであり自分をさらけ出せるいい存在なのですね。最後の最後になんと幸せな読後感。一徹さま、若菜さま、またまみえますように2019/03/11

ジュール リブレ

27
シリーズ3作目。作者が書きたかったラストまで、書き切れて良かったね。賛否両論ありそうだし、当時の美学、いや、今の日本の感覚でも、どうかな?と思わされたり。後書きのコメントで、歴史観も分かりました。なかなか読み応えのある3冊でした。2014/09/06

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