双葉文庫
風巻(しまき)凍ゆ―返り忠兵衛 江戸見聞

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  • サイズ 文庫判/ページ数 280p/高さ 16cm
  • 商品コード 9784575666502
  • NDC分類 913.6
  • Cコード C0193

内容説明

江戸へ戻ってまっすぐ筧忠兵衛を訪ねた紗智だったが、いざとなると定海で起きていることは話せなかった。紗智を小前屋に預けた忠兵衛は、上屋敷の田宮伴内に佃島での顛末を告げる。一方、南町奉行所の同心岸井千蔵はようやく、朝太郎や洲崎屋の裏にいる天明の鬼六一家の存在を突き止める。書き下ろし長編時代小説、待望の第十二弾。

著者等紹介

芝村凉也[シバムラリョウヤ]
1961年宮城県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒。二十数年のサラリーマン生活を経て著述活動に入る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

とし

74
返り忠兵衛江戸見聞「風巻凍ゆ」12巻。御前が亡くなりましたね、今後神原さんの動向が気になりますね、鬼六の江戸進出がいよいよ現実に、まわりがバタバタする割に主人公忠兵衛さん、ちょっとのんびりしすぎなのか、策略があるのか?次巻は又波乱が待ち受けているのか?楽しみです。 2022/08/29

tengen

39
老中松平周防守泰任は筆頭家老水野忠成から案に追求され、天名一家の後押しから手を引く。江戸に辿り着いた紗智を勝弥に預けた忠兵衛はようやく何時もの朝稽古の生活に戻るのだがまたしてもその前に剣士が現れた。殿剣術指南役新陰流垣内賢吾。失敗続きや老中の裏切りに怒り心頭の鬼六は定海藩に縁切りを通達する。忠兵衛への裏切り、田宮、紗智らの信頼も失い、藩の建て直しも潰えた四面楚歌の隆胤は倒れてしまう。隆胤が倒れた事を知った紗智は呆然とするところを朝太郎に勾引かされた。洲崎屋を探索する浅井蔵人は神原采女正と遭遇する。2017/12/20

あかんべ

6
説明的な描写が多かった割に、今までシリーズを引っ張ってきた敵と後ろ盾はあっさり退場、おまけに主人公は剣の練習だけでは、いかにも物足りない。2014/02/28

kazukitti

4
物語としては当たり前といえば当たり前なんだけど、基本後手後手に回ってるその後に主人公が動いて対処ってのはいいんだけど、追い込まれ方がアレだしその上自分でその状況に行っても結局はかばかしい成果を上げられずに懊悩ってパターンが多いような。忠兵衛もまぁある程度いくと腹が据わってというか逆ギレというかなるようになるとか言い出すけど、やっぱりこう描写が曖昧な所為でのもっちゃり感はあるんだよなぁ。面白いし好きだけどもうちょっとこう、ねぇw2018/09/20

トラジ

3
御前様の亡くなり方が寂し過ぎる。もう少し救いのある最後にして欲しかった。2015/05/18

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