内容説明
北洋とは何か、北洋漁業とは何か。19世紀半ば以降のその通史(=場)を概観し、そこに関わった人物たちの生涯(=人)を辿りながら、北洋(漁業)の歴史の語り方そのもの(=物語)を問う。生き続けている北洋物語。
目次
序 北洋とは何か
第1部 場―露領漁業から北洋漁業へ(一九世紀後半のロシア極東漁業の概況;プリアムール総督府の漁業振興と漁業規制;日本の対サハリン島政策;戦争と漁業)
第2部 人―北洋をめぐる人々(郡司大尉の冒険;デンビー商会の盛衰;創業者 平塚常次郎)
第3部 物語―北洋物語の構造(北洋とは何か;北洋から北方領土へ;北洋物語の構造)
結論 関係性の束としての物語
著者等紹介
神長英輔[カミナガエイスケ]
1975年神奈川県生まれ。東京大学教養学部卒業。東京大学大学院総合文化研究科博士課程修了。博士(学術)。専攻は歴史学、東北アジア近現代史、ロシア極東近現代史、日露交流史。現在、新潟国際情報大学国際学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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