内容説明
かつて幕政を揺るがした腐米騒動で、湯瀬直之進と探索をともにした盟友和四郎が斬殺された。騒動の黒幕だった老中首座堀田正朝の遺臣による凶行だと知った直之進は、取り潰しとなった堀田家の残党を討つが、またしても新たな刺客が放たれる。さらにその矛先が米田屋にも向けられ…。一連の襲撃の首謀者は一体誰なのか!?命を賭けた直之進の戦いが始まる。人気書き下ろし長編時代小説第二十五弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞。時代小説作家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
115
口入屋用心棒「守り刀の声」25巻。24巻の後編、老中首座堀田正朝の遺臣による復習劇、和四郎さんは亡くなったが直之進、琢ノ介、佐之助、富士太郎それぞれが助け合い無事解、決光右衛門さんどうなるのかなちょっと心配次巻も読まねば。2015/10/06
優希
35
命懸けの戦いが始まるのにドキドキです。2023/10/29
ぶんぶん
23
【図書館】シリーズ、第25弾! 今回は前巻の続き、老中首座・堀田正朝の遺臣が逆恨みで直之進たちを襲う。 どうにか、敵を葬ったが、堤造の行方が判らない、伊右エ門のせがれは・・・謎を分散するのは良いが、富士太郎の事件を員数合わせに使うは止めて欲しい。 シーンがあっちこっちに飛ぶのは良いが、最後に何となく終わるのはどうか。 あと、不可思議な状況は説明しないと判らない、書いて良いのはSFだけだ。 時代小説に不可思議は無いはずですが・・・翁面と天馬の関係は、秘剣つむじ風は披露されたのか。細かい詰めが甘いのは愛嬌か。2023/09/02
わたしは元気
6
まだまだ、先があって嬉しい。 次、読みます。2023/02/06
rakim
6
このシリーズにある「ほのぼのした雰囲気」が今回は減少。それだけ敵との攻防が一気だったのかも。ほのぼの…の一環の米田屋一家や富士太郎の出番が少なかったからでしょうか。直之進とおきくの祝言はまだ?2013/03/15