出版社内容情報
藤井 邦夫[フジイ クニオ]
著・文・その他
内容説明
日本橋の両替商「菱屋」の金蔵に忍び込んだ勘兵衛は、帯封のついた小判二百両を盗み出した。だが、その小判が混ぜ物の多い贋物だと気付いた勘兵衛は、贋金鋳造の背景を探るべく菱屋の周辺を洗いはじめる。一方、菱屋の主・清左衛門は、蔵に残された千社札から贋金を奪ったのが盗賊“眠り猫”だと知り、その正体を暴こうと動き出す。大好評書き下ろし時代小説、シリーズ第七弾。
著者等紹介
藤井邦夫[フジイクニオ]
1946年、北海道旭川生まれ。テレビドラマの脚本家、監督を経て、2002年に作家デビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とし
115
日溜り勘兵衛極意帖「贋金作り」7巻。今回もスッキリ、スカット一気読み、錏勘兵衛さん良いですね。悪が悪を葬り去る、仲間もそれぞれの役割をきっちりとこなし最強の仲間たちですね、次巻が楽しみです。2016/06/04
いつでも母さん
84
あっという間に第7弾。今回もサクサク進みスカッとするわぁ。大好き【眠り猫】タイトル作は最後の詰めが良いし、二話目と三話目は哀しい女たちを結果、助けるのが良い。そして四話目、最後は『金の大黒様』を取り返し、鳥居の刻みを確認するのかと思ったら、なんの・・可愛い孫と優しい祖父での一件落着。くぅ~巧いわ。次巻はどんな極意を魅せてくれるのだろうか、楽しみです。 2016/02/22
小梅さん。
7
「通りゃんせ」のラストがほんわかして好き。 眠り猫、人情派だよね。悪いやつは容赦なく切り捨てる(文字通り)けど。 「目撃者」のおしまは、どんでん返しで悪女だったりして、なんて思ったけど、違っていてよかった。お店の主宇三郎ができぶつなのも嬉しい。あのバカ息子、改心するといいけどねー。2017/04/24
あかんべ
3
眠り猫の仕事って、基本一人働きなのか?2016/05/07
goodchoice
1
闇を仕切る眠り猫こと錏勘兵衛の姿が颯爽としていて、歳を感じさせない。脇役もしっかりしており、いつ読んでも楽しめる。さすが藤井さんだ。2016/03/17