内容説明
米田屋光右衛門の長女おあきと祝言をあげて二本差しを捨てた平川琢ノ介は、米田屋を継ぐため口入屋稼業の修業に精を出していた。そんな折、病気を押して頻繁に出かけるようになっていた光右衛門が根岸にある剣術道場で倒れたとの知らせが湯瀬直之進にもたらされる。さらには、勘定奉行配下の和四郎にも危難の影が忍び寄り…。人気書き下ろし長編時代小説第二十四弾。
著者等紹介
鈴木英治[スズキエイジ]
1960年、静岡県沼津市生まれ。明治大学経営学部卒業。1999年、『駿府に吹く風』(刊行に際して『義元謀殺』に改題)で第一回角川春樹小説賞特別賞を受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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とし
93
口入屋用心棒「緋木瓜の仇 」24巻。湯瀬直之進の周りの琢ノ介・佐之助が襲われ、和四郎が殺され最大の危機直面、のんびりシリーズ感が破られたのか。2015/09/23
はつばあば
45
侍を捨て米田屋を継ぐために懸命に頑張っている琢ノ介が襲われた。そしてあの可愛いかった和四郎が殺され、前回の傷が癒えるまもなく佐之助がまた襲われた。光右衛門の病も心配な直之進ではあるが・・さっさとおきくさんと祝言をあげて心置きなく旅立たせてやりなさいよ!と喝を入れたい。が・・長生きさせる為にはまだ祝言には早いか・・。それにしても冨士太郎、ほんと逞しくなったし安心して江戸の街を任せそうです。木瓜の花は可愛いのですが木には棘があります。薔薇よりも強い棘が・・2022/06/27
ぶんぶん
19
【図書館】シリーズ、第24弾! 今回は、何故か琢ノ介が狙われる。 調べが進むうち、老中首座・堀田備中守正朝の復讐のために暗躍していると判る。 非情な刺客は直之進の仲間にも及ぶ、そして勘定奉行配下の和四郎にも・・・やっと、著者も登場人物の整理を始めた様だ。 和四郎、次は米田屋光右衛門か。 しかし、呑み逃げの浪人・樫田種之助が出たりして、登場人物は増える一方。 こんなに絵心のある人物がいっぱい居る必要があるのか・・・お話しは、次巻へ持越し、さあどうなるか。2023/09/01
一五
8
40巻以上出てるのに、読んでなさそうだし24巻。琢ノ介が米田屋に入ったばかり。その琢ノ介も佐之助も襲われ怪我という山場?な回で 次巻に続くだぁ~2020/04/06
わたしは元気
6
毎回、ドキドキしますね。 まさか、和四郎さんが、そんなことになるなんて。 これは、ほんとに残念でした。2023/01/31